[選手権予選]2度のリード失うも、「今年は攻撃がストロングポイント」の遠野が5ゴールで花巻東ねじ伏せる:岩手
ゲキサカ / 2015年10月28日 21時54分
[10.27 全国高校選手権岩手県予選準決勝 花巻東高 2-5 遠野高 盛岡南公園球技場]
第94回全国高校サッカー選手権岩手県予選は27日、準決勝を行った。3連覇を狙う遠野高はFW佐々木琢光(2年)の勝ち越しゴールなどによって花巻東高を突き放し、5-2で快勝。遠野は11月1日の決勝で盛岡中央高と戦う。
警戒していた花巻東の注目エースFW谷村海那(3年)に2ゴールを許して2度追いつかれた。それでも長谷川仁監督が「昨年はどちらかと言うと守備のチームで全国でも通用しなかったので(草津東高に1-3で初戦敗退)、もう少し自分たちの形で崩して行けるチームを目指してきました」と語り、FW須藤和輝主将(3年)が「去年のチームは守備がベースだったけれど、今年は攻撃というストロングポイントがあるのでしっかりパスを繋いで、守るところはしっかり守っていきたい」という遠野は5ゴールで難敵をねじ伏せて決勝進出。今年プリンスリーグ東北で仙台育英高に9-0、塩釜FCユースに8-1で勝った試合もある遠野は自信を持っている攻撃力で撃ち勝ち、連覇に王手を懸けた。
立ち上がりから丁寧にボールを動かして、相手を動かしながら攻める遠野が花巻東を押し込んだ。そして前半12分、右中間の位置でFKを獲得したMF岩渕弘人(3年)が自ら右足を振りぬく。鋭く変化した高速FKがゴール右隅を破って遠野が先制点を奪った。花巻東はボールを奪ってから素早く前線へボールを送ろうとするが、早い段階で潰されてゴールに近づくことができない。それでも20分、速攻から左サイドのMF戸来雅也(3年)がDFラインの背後へボールを配球すると、相手CBの前に身体をねじ込んだ谷村が左足ループシュートで同点ゴールを決めた。
エースが1チャンスで仕留めたゴールに花巻東は沸いたが、30分にFW瀬川祐生(3年)のグラウンダーのクロスを谷村が右足ダイレクトで捉えた一撃は惜しくも枠上へ外れてしまう。一方、遠野は谷村に2本のシュートを許したものの、試合の主導権を離さない。ポゼッション、セカンドボールの攻防でも上回ると、前半アディショナルタイムの41分には岩渕の右クロスをニアサイドの佐々木が頭で逆サイドのゴールネットへ流し込んで勝ち越した。後半も立ち上がりから遠野がチャンスを連発。佐々木のダイレクトの右足シュートやMF中野寛也(3年)がオープンスペースへ入れたパスからMF佐藤充(3年)が放った右足シュートなどで花巻東ゴールへ襲いかかった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[関東 ROOKIE LEAGUE]“相手の土俵”で負けず、FKから決勝点。西武台が開幕戦を制す
ゲキサカ / 2024年4月22日 16時26分
-
神戸ルーキーMF山内翔が初先発初ゴールの大仕事!! J1王者に“国立決戦”挑んだ町田は終盤猛追も首位陥落
ゲキサカ / 2024年4月14日 4時13分
-
帝京の前に立ちはだかった“矢板の壁”。攻撃力も発揮の矢板中央がプリンス関東1部開幕戦を4-2で制す
ゲキサカ / 2024年4月9日 11時7分
-
横浜FMが敵地で神戸を撃破! 神戸は大迫負傷交代直後に同点もGK前川レッドで万事休す【明治安田J1第7節】
超ワールドサッカー / 2024年4月7日 16時4分
-
“雑草”青森山田が自信に繋がる1勝!プレミアEAST開幕戦で市立船橋に2-0勝利!
ゲキサカ / 2024年4月6日 23時59分
ランキング
-
1大谷翔平は「クレイジーだ」 異次元数値連発も…ド軍4番が称賛する“真摯な取り組み“
Full-Count / 2024年4月26日 9時15分
-
2《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 7時15分
-
3開催国カタール、敗戦後に「紳士の振る舞い」 地元サポが勝利の日本へ拍手で称賛「いい国だ」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 1時57分
-
4ド軍指揮官 次戦の敵地Bジェイズ戦で大谷は「歓待を受けるべき」FA騒動も「彼が何かしたわけでない」
スポニチアネックス / 2024年4月26日 5時22分
-
5松坂大輔氏、横浜高校時代“最もキツかった練習”を告白「2度とやりたくない」
Sirabee / 2024年4月26日 10時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください