[デンチャレ]関東Aが全日本倒した北海道・東北選抜を撃破、決勝は「最高の90分」に
ゲキサカ / 2016年3月5日 16時15分
[3.5 第30回デンソーカップチャレンジ宮崎大会 関東A2-0北海道・東北]
大学の地域選抜対抗戦である第30回デンソーカップチャレンジ宮崎大会の準決勝および順位決定戦が5日に宮崎県宮崎市内で行われた。関東選抜Aは北海道・東北選抜に2-0の完封勝利を収め、決勝行きを決めた。あす6日に行われる決勝では関西学生選抜と戦う。
前半から押し込んだ関東選抜Aだったが、なかなかゴールネットは揺らせない。FW山本哲平(慶應義塾大3年=國學院久我山高)とFW松本孝平(国士舘大3年=藤沢清流高)の2トップが前線で身体を張り、2列目からはMF翁長聖(中央大3年=帝京三高)とMF道渕諒平(明治大3年=仙台ユース)が飛び出しては、チャンスをつくったが得点にはつながらず。
前半6分には右サイドでボールを奪った道渕が自らシュートに持ち込むも、GK正面。直後には翁長の浮き球パスに反応したMF小林大地(早稲田大3年=流通経済大柏高)が右サイドからPA内へ斜めにランニング。ヘディングシュートを打つも、GKに阻まれる。その後は松本が果敢にシュートを狙うが枠外。0-0で前半を折り返した。
シュート数では相手を上回る中、もどかしい時間が続いたが選手たちに焦りはなかった。「苦しい試合になるのは分かっていた。そのなかでもしっかり勝ちきろうと話していた」と三浦佑介監督(明治大)が明かせば、DF宮地元貴(慶應義塾大3年=東京Vユース)も「向こうも本気で来ているし、そんな簡単に勝てる試合はないと思ってやっていました。自分たちが守れば、前が決めてくれると信じていたので」と言う。
すると後半開始から約55秒に待望の先制点。右クロスからのゴール前混戦。相手GKが触ったボールがゴール正面の山本の足元へこぼれ、冷静に押し込んだ。先制点のシーンについて、山本は「ファーに流れた右からのクロスをマツが折り返すのを狙っていたんですけど。それが上手くいかなくて。でも次にはいいところへこぼれたので蹴り込むだけでした」と胸を張る。
その後は後半30分過ぎから、北海道・東北選抜のカウンターで押し込まれるシーンもあったものの、宮地とDF河面旺成(明治大3年=作陽高)のCBを中心に耐え切ると、後半42分には追加点。途中出場のMF古橋匡梧(中央大3年=興國高)の右クロスからゴール正面に走りこんでいた小林が頭で決めた。
前日の1回戦では後半39分のミスからの失点で、PK戦へもつれ込んでいた関東A。それでも、この日は最後まで集中力を切らすことなく戦い抜き、2-0で試合は終了。決勝行きの切符を勝ち取った。
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