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J1経験豊富な猛者ズラリ…先発5人変更の福岡、ウェリントン弾で松本に競り勝つ

ゲキサカ / 2017年5月7日 16時45分

[5.7 J2第12節 松本0-1福岡 松本]

 勝ち点で並ぶ7位松本山雅FCと9位アビスパ福岡の直接対決は、アウェーの福岡が1-0で制した。FWウェリントンが前半22分に挙げた先制点を守り切り、2試合ぶりの白星。暫定でJ1プレーオフ圏内の5位に浮上した。

 松本は前節の大分戦(0-0)から先発1人を変更。MFセルジーニョに代わり、MFパウリーニョが5試合ぶりにスタメン出場を果たした。フォーメーションはお馴染みの3-4-2-1。ウェリントンら福岡の強力なアタッカー陣を警戒したのか、攻撃に特徴のあるMF宮阪政樹を1列上げてシャドーで起用し、人に強いパウリーニョを中盤の底に据えた。

 一方、福岡は前節の徳島戦(1-2)から一気にスタメン5人を入れ替えた。DF岩下敬輔が6試合ぶり、MF駒野友一とMF山瀬功治が2試合ぶり、FW坂田大輔が今季初、FWジウシーニョが移籍後初となる先発出場。J1経験も豊富なベテランたちを多く起用し、ジウシーニョがトップ下に入る3-4-1-2の布陣で同勝ち点の直接対決に臨んだ。

 松本の反町康治監督と福岡の井原正巳監督は2008年の北京五輪で指揮官とコーチだった間柄。過去のリーグ戦通算対戦成績は松本が4勝2分と圧倒していたが、立ち上がりは互いに守備への意識が高く、堅い展開となった。

 ファーストシュートは福岡。前半6分に左サイドのウェリントンがボールを落とすと、受けた坂田がドリブルで切れ込み、PA手前左から左足を振り抜く。しかし、シュートはゴール左外にそれた。

 松本は福岡のターゲットとなるウェリントンに対し、DF飯田真輝らを中心に厳しくマーク。時にはパウリーニョやMF岩間雄大も加勢し、相手のストロングポイントを消しながら先制を狙った。前半13分には右CKから宮阪が送ったクロスがクリアされ、PA手前中央にいたパウリーニョがこぼれ球に反応。右足のインステップでボールをとらえるが、ジャストミートできず、クロスバーの上にふかしてしまった。

 スコアレスのまま迎えた前半22分、それまでフィニッシュシーンがなかったウェリントンが攻め方に変化をつける。最終ラインからボールを預かったピッチ中央のMF三門雄大が、右足で左サイドへ大きく展開。DF田中隼磨に頭で触られたボールをMF亀川諒史が拾うと、PA内左へ持ち込み、右足で中央に蹴り込む。前線に張ることなく、亀川がボールを持った時点では後方に残っていたウェリントンだったが、クロス態勢に入った瞬間にスピードを上げ、ゴール前に進入。ダイレクトで右足のシュートを突き刺し、ワンチャンスを仕留めてみせた。

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