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「福島復旧・復興祈念ユース大会」強豪対決の中で一際光った京都橘DF河合。咄嗟の判断変更からスーパーゴールも

ゲキサカ / 2017年8月6日 21時5分

前半5分、京都橘高の左SB河合航希主将が左足で先制ゴール

[8.5福島復旧・復興祈念ユース大会 尚志高 3-2 京都橘高 尚志高G]

 全国各地の強豪校、Jアカデミーにとって夏の鍛錬の場となっている「2017 第6回 福島復旧・復興祈念ユースサッカー大会」。この日、特に目を引くプレーを見せていたのが京都橘高の左SB河合航希主将(3年)だ。

 最終ラインから声で発信し続ける一方、判断の良さと技術力の高さを活かしたプレーで決定的な仕事もしてのけた。前半5分、味方との連係によってフリーでポジションを取った河合は大方のクロスという予想を反して左足シュート。これがGKの逆を突く形でニアサイドへ突き刺さり、先制点となった。

「最初はクロスしようと思っていたんですけど、GKがクロスの対応の位置にいたので一回狙ってみようかなと思って狙ったら自分でもびっくりするくらい良いシュートを打つことができました」

 ボールをトラップする瞬間に間接視野でGKの位置を確認。そしてすぐに判断を切り替える柔軟性と、見事に狙ったニアサイドへシュートを蹴り込む技術力の高さも発揮された一撃だった。

 先制ゴールの5分後にもハーフウェーライン付近から前目のポジションを取っていたGKの位置を見逃さず、超ロングシュート。また、後方からボールを繋ぐチームの中で再三ボランチのような位置取りでボールに絡み、攻撃を組み立て、決定的なパスを配球するなど存在感ある70分間だった。

 米澤一成監督は今年、たとえ結果が出なくてもブレずに後方から攻撃を組み立てる攻撃を貫く考えだったことを明かした。そのチームの中で河合はMF梅津凌岳(3年)とともに欠かせない存在。ボランチ、そしてSBでも周囲を活かすプレーを見せている。

 京都橘は日本一を本気で狙うチーム。インターハイでは8強入りし、全国上位のレベルの力があることを証明したが、選手、コーチングスタッフにはこのままではいけないという思いがある。だからこそ、河合は「得点は決めているんですけど、失点は多すぎるなというところが僕は気になっています。インターハイでベスト8になれたんですけど、そこであんまり満足はしていない。全国で1位を狙えるチームだと思っているので夏でパワーアップして全国で互角以上の力をつけていきたい」と力を込めた。

 将来、「プロになりたい」と言い切る河合自身、今後の1試合1試合でアピールを続けて、4年後になっても必ず夢を叶える。

(取材・文 吉田太郎)

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