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新体制で県内タイトルを奪還!飯原V弾で逃げ切った作陽が3年ぶり23回目の優勝:岡山

ゲキサカ / 2017年11月4日 20時14分

作陽が3年ぶり23回目の選手権出場を決めた

[11.4 選手権岡山県予選決勝 作陽高 3-2 岡山学芸館高 Cスタ]

 第96回全国高校サッカー選手権岡山県予選決勝が4日に行われ、作陽高が岡山学芸館高を3-2で下し、3年ぶり23回目の出場を決めた。

 長年にわたって岡山県の高校サッカーをリードしながらも、最近2年間は選手権、インターハイとも出場権を逃していた作陽が、3年ぶりに全国切符を奪還した。初出場を果たした昨年度に続く2年連続出場を目指した岡山学芸館に競り勝ち、県内最多を更新する23回目の出場を果たした。

 試合は立ち上がりから動く。前半5分、左CKを得た岡山学芸館は、MF池平直樹(3年)のキックをMF永田一真(2年)がヘッドで合わせると、作陽守備陣の間を抜けたボールがゴールマウスへ。作陽MF西山拓実(2年)がクリアし、一旦はプレーが続いてノーゴールかと思われた。だが、アウトオブプレーとなった際に主審と副審が話し合って得点と認められ、岡山学芸館が早くもリードを奪った。

 作陽もすぐさま反撃に転じ、前半9分に右サイドでパスを受けた西山拓が右足を振り抜き、約20メートルのミドルシュートを決めて同点。さらに27分には敵陣でこぼれ珠を拾ったFW飯原一樹(3年)が約25メートルの距離から右足で狙うと、岡山学芸館の選手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれて2-1と逆転した。

 だが岡山学芸館は前半35分、ゴール前中央でパスを受けたMF浅野達郎(3年)が右足シュート。これがFW川西真斗(3年)に当たり、微妙にコースが変わりながらもネットを揺らしてゴール(公式記録は川西の得点)。激しい点の取り合いは両チーム譲らず、2-2で後半へと折り返した。

 追い付かれて後半に入った作陽は7分、右サイドでFKを得ると、西山拓が正確なキックをゴール前へ。これを飯原がうまくヘッドで合わせて自身2点目を決め、勝ち越しに成功する。さらに左サイドから交代出場のFW西山流聖(3年)の突破などで、続けてチャンスを作るものの、点差を広げるには至らない。

 何とか追い付きたい岡山学芸館は、本来はFWながらもボランチでプレーしていた永田を前線に上げ、終盤にはDF川脇優(3年)を前線に投入してパワープレーで打開を目指した。だが、作陽は最後まで高い集中力を保ってはね返し、そのまま逃げ切って勝利をつかんだ。

 昨年度に新人戦、インターハイ予選、選手権予選の県内3冠を達成して選手権初出場を果たした岡山学芸館は、今年度も新人戦、インターハイ予選を制し、2年連続の3冠&選手権出場にあと1勝まで迫ったが惜敗。高原良明監督は「先制した後、すぐ追い付かれたのが…。リードの時間をもう少し長くして、前半のうちにもう1点取れればよかった」と振り返った。昨年度は果たせなかった選手権での全国1勝は持ち越しとなったものの、決勝の先発メンバー中5人を占めた2年生を中心に巻き返しを期すことになる。

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