川島永嗣の仲裁むなしく…味方選手が主審に詰め寄り退場処分、最下位メスは8戦未勝利で残留の目途立たず
ゲキサカ / 2018年4月2日 6時0分
[4.1 リーグ1第31節 ストラスブール2-2メス]
リーグ1は1日に第31節を行い、日本代表GK川島永嗣が所属するメスは敵地でストラスブールと対戦し、2-2でドロー。川島はフル出場している。
開幕5連敗からここまで、最下位を定位置としてしまっているメス。2部リーグの3位チームとの入れ替え戦になる18位までも第30節を終えた時点で勝ち点8差と、その道のりは険しいものになっている。大敗の試合が多いわけではなく、リードするも追いつかれて勝ち切れない展開が続く。今節もリードを守り切れず、終盤に同点に追いつかれてしまった。
前半17分、先制したのはストラスブール。PA左からのMFベンヤミン・コルグネのシュートは川島の好セーブに阻まれるも、こぼれたところをFWステファーネ・バホケンが押し込んだ。しかしメスは24分に同点に追いつく。相手のPA内のハンドでPKを獲得すると、FWエマヌエル・リビエールがPKをゴール左隅に決め、1-1で前半を折り返した。
後半に入ると、メスが逆転に成功する。後半1分、右サイドで推進力を見せるMFマシュー・ドセビィがPA右に進入。山なりのクロスをファーサイドに飛ばすと、走り込んだMFフローラン・モレがダイレクトでゴールに突き刺し、2-1とリードを奪った。
ストラスブールは後半19分、DFアブダラー・ヌドゥールが危険なタックルで一発退場に。数的優位に立ったメスだが後半32分、MFバヒド・セリモビッチが相手選手と口論になり、注意をした主審にも詰め寄ってしまう。川島はその瞬間に誰よりも早くセリモビッチのもとへ走り、激しく諫めて叱咤するも、主審は無情にもイエローカードを提示。既に警告を受けていたセリモビッチは2回目の警告となり、退場処分となった。
終盤に試合は荒れる。後半33分、ストラスブールのMFアントニー・ゴンザルベスがピッチ外のボールを拾おうとベンチ付近まで近寄った際、メスの選手の胸元を激しく突き、押し倒した。メスのフレデリック・アンツ監督らが激しく抗議するも試合は止まらず、そのままストラスブールのスローインで再開してしまう。
するとストラスブールは直後の後半34分、右サイドからのクロスのこぼれ球をDFエルネスト・セカが豪快に右足シュート。至近距離からの弾道は川島も触れられずゴールに突き刺さり、試合は2-2と再び振り出しに戻った。
後半44分にはストラスブールの再三の猛攻を川島が好反応で防ぎ切るも、試合は2-2で終了。勝ち切れない試合が続くメスは8試合未勝利で最下位のまま、リーグ戦は残り7試合となっている。
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