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[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]:フィールド・オブ・ドリームス(ラインメール青森・奥山泰裕)

ゲキサカ / 2018年6月10日 9時18分

 あるいは千葉に入っていなかったら、こういうキャリアは辿っていなかったかもしれない。それでも千葉に入ったから、こういうキャリアを辿ったとも言えるだろうか。サッカーの楽しさを問われた奥山は、こう答えている。「やっぱり正解とか答えがない所だと思います。ジェフでは試合に出る機会がなかったけど、他のチームに行ったらジェフ相手にも点が取れるし、こっちのチームでは合わないけど、そっちのチームでは合うとか、パスの選択肢1つでも『オレはこっちに出したけど、もっとこっちも空いてたんじゃない?』とか、すべてに正解がないというか、やってもやっても答えがはっきりとは決まっていないので、そういう所は凄く楽しいですね」。

 サッカーに明確な正解や答えがないように、人生にも明確な正解や答えはきっとない。ただ、サッカーも人生も、自らの決断でその行く道を切り拓こうとする者には、自らの進むべき道がその視界の先に見えてくるはずだ。だからこそ、そのことを自らのキャリアで証明し続けてきた奥山は、あのフィールドに再び立つ日を夢見て、また明日からもボールを蹴り続けるのだろう。

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」
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●第98回天皇杯特設ページ
SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史

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