【ラオス】『第14回日本語スピーチ大会』開催ー公立中学校で日本語授業も
Global News Asia / 2017年3月22日 9時0分
2017年3月19日、第14回『日本語スピーチ大会』がラオスのビエンチャン武道センターで行われた。ラオスの日本語教育機関と、在ラオス日本大使館が運営する日本語スピーチ大会運営委員会が主催。
ラオス全土から選出された75人の学生が日本語力を競った。このコンテストは、2004年にスタートして、今ではラオスと日本を結ぶ架け橋の一つになっている。優勝者には日本行きの航空券がプレゼントされた。コンテストのジャンルは、3分スピーチ部門、1分スピーチ部門、朗読部門、ポスター部門の4部構成。
コンテストの司会は、ラオスの日本語教育の第一人者である、てっちゃんねっとの吉田哲朗さんほか3名が務めた。
1分スピーチで優勝したキンカンダー スリニャーさんは、日本語を始めて僅か1年半で、日本語能力試験N4に合格した才媛。「きっかけは日本のアニメに興味があって、てっちゃんねっとの無料日本語講座の入学試験に挑戦し、合格しました。将来は日本でアニメの勉強をすることが夢です。昨年は朗読部門で優秀賞をいただきました。来年は3分スピーチに挑戦します」と話す。
キンカンダーさんの、スピーチのタイトルは『私の宝物』
(スピーチ原稿)皆の宝物は何ですか。「宝物」とは高くて、珍しい、きれいなものですね。でも、そんな物はお金があったらきっと買えると思います。そんな物は私にはあまり値打ちがありません。私にとって、宝物とは大切な人と作った物です、私の心の中だけで値打ちがある物です。どこかへ一緒に行ったとか、何かを一緒にしたとか どれも思い出になります。たとえ、大切な人と離れても その思い出は残ります。楽しいことも、悲しいことも、面白いことも どれもきっと、大切な思い出になります。そうです、私の宝物は「思い出」です。
吉田哲朗さんは「てっちゃんねっとの日本語講座は、最初の3カ月が集中講座期間で週に15時間学びます。そのあとは週に6時間学びます。キンカンダーの場合は、放課後てっちゃんねっとに遊びに来て日本語の質問をしたり熱心でした。今後の飛躍も楽しみです」と語る。
ビエンチャン特別市の3つの公立中学校で、第2外国語として日本語の授業が行われている。
ラオス日本人会 http://ajrl.la/ajrl/home/index.html
協力:てっちゃんねっと・トレーニングセンター
【編集 : oscar】
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