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【ミャンマー】和平交渉に言葉の壁 政治用語の単語集で解決図る

Global News Asia / 2020年1月4日 9時0分

シンポジウムで和平について意見交換(撮影:リンニャントゥン)

 2020年1月3日、少数民族武装勢力との和平交渉を進めるミャンマーで、10つの少数民族言葉の単語集がこのほど出版となった。

 最大都市ヤンゴンで昨年12月14日、単語集の出版記念式典が開催。少数民族の言葉で、和平交渉や政治にかかわる単語を紹介している。少数民族との内戦終結を目指すミャンマー政府との交渉で、言葉の壁で誤解が生じているの問題を解決する狙いがある。

 単語集の出版と共に、和平についてのシンポジウムが行われ「例えば、DDR(武装解除、動員解除、再統合)などで、国軍と武装勢力との間で異なる場合がある」などとして、言葉の定義を確認して交渉を進めることが大事だとする意味があった。

 ミャンマーは独立の翌年の1949年からカレン族の武装勢力の間で内戦が勃発。多数の少数民族武装勢力が各地に乱立し、断続的に戦闘を繰り返してきた。テイン・セイン前大統領の時代の2015年に全土停戦協定にカレン族などの8つの武装勢力が合意。アウンサンスーチー氏国家顧問兼外相が政権の座に就いた後の2018年に2つの武装勢力が合意したものの、残る武装勢力との交渉は難航している。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】

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