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静岡市美術館にて「京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」を開催

IGNITE / 2024年3月15日 0時30分

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静岡市美術館は、「京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」を4月13日(土)~5月26日(日)の期間で開催する。

同展では、細見美術館の膨大なコレクションから、重要文化財8件を含む104件の名品を展示。併せて、同館が所蔵する若冲の全作品も一堂に会する。

細見美術館の良質なコレクションから厳選して紹介

JR静岡駅北口から近い葵タワー3階にある静岡市美術館では、京都の細見美術館の名品を展示する「京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」を開催する。

細見美術館の収蔵品は、細見家三代により80年近くをかけ蒐集され、日本美術史を総覧するコレクションとして国内外から高い評価を受けている。

同展では、約1,000点にもおよぶ良質なコレクションの中から、重要文化財8件を含む名品104件を厳選して紹介。古墳時代の考古遺物、平安・鎌倉時代の仏教や神道美術、室町時代の水墨画・茶の湯釜、桃山時代の七宝装飾・茶陶、江戸時代の風俗画・肉筆浮世絵。そして高い人気を誇る琳派、伊藤若冲など名品を一堂に展示する。

仏教・神道美術や琳派・若冲などの名作を展示

同展のみどころを簡単にまとめると、「名品・金銅春日神鹿御正体をはじめ重要文化財8件を展示」「これぞ琳派!優美な花鳥画の世界を堪能」「全19件!細見美術館が所蔵する伊藤若冲の全作品を一堂に」となる。そうした作品は、第一章から第五章まで、カテゴリーに分けられ展示する。

「第一章 祈りのかたち」は、細見美術館を代表する名品で、4月27日(土)~5月26日(日)展示の金銅春日神鹿御正体をはじめ、優美な意匠の和鏡。また、精緻な模様が施された荘厳具や密教法具、鮮やかな彩色の仏画など、細見コレクションの原点で根幹をなす仏教・神道美術の名品を鑑賞できる。

重要文化財「金銅春日神鹿御正体」南北朝時代

「第二章 数寄の心」は、初代古香庵・細見良氏が、茶の湯釜の蒐集をきっかけに、数寄者との交流を深め、蒐集した茶の湯に関係する作品などを展示。特に「根来」は、昭和10年代から蒐集・研究し、茶席に用いてその普及を促した。

「根来亀甲文瓶子」室町時代

「第三章 華やぎのとき」は、神仏の荘厳、空間を彩る調度品など、日本美術のさまざまな「かざり」の中から、七宝で作られた釘隠しや引手、豪華な蒔絵や螺鈿が施された漆工芸品。そして、華やかに着飾り、楽しむ人々を描いた近世初期風俗画や、葛飾北斎の美人画など「かざりの美」を展示する。

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