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「五輪は延期か中止を」立憲民主党東京都支部連合会長妻昭会長

Japan In-depth / 2021年6月25日 6時56分

「五輪は延期か中止を」立憲民主党東京都支部連合会長妻昭会長




安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)





Japan In-depth編集部(阿部翔太郎)





「編集長が聞く!」





【まとめ】





・今回の都議選は、小池都政をチェックする本来の議会の役割を取り戻すための戦い。





・都議選の結果によっては、オリンピックの延期、中止もありうる。





・なし崩しで進むオリンピック、「無理が通れば道理が引っ込む」という体制からの脱却を。





 





都議会選の告示目前。前回の選挙で第一党に躍進した都民ファーストの会が、今回は大きく議席を減らすという下馬評もあり、再度公明党と選挙協力を組む自民党鴨下都連会長は、過半数獲得に自信を示している。





その中で国政野党第一党として、立憲民主党はどのような姿勢で都議選に臨むのか。立憲民主党東京都支部連合会会長を務める長妻昭衆議院議員に話を聞いた。





■ 立憲の都議選の戦略





安倍: 立憲民主党は今回の都議選をどのように位置付け、どのような戦略で臨むのか。





長妻氏: 確かに今回の都議選は、主導権を自民党が取るのか、それとも都民ファーストの会が取るのかという点が最大のポイントだという声があります。しかし都民の立場から考えれば、自民党も都民ファーストも結局小池さんを支えている勢力であることに変わりありません。小池都政をチェックする勢力ではありません。その中で我々は、都議会の中で相当大きな存在感を示せるような勢力になって、小池知事や都政をチェックするという二元代表制における議会の本来の役割を取り戻さなければならないと考えています。そのための都議選という位置付けです。





例えば今月の17日には、都議会開催の要請を文書で提出しました。昨日解除された緊急事態宣言について、この段階での解除は危ないと思っている都民は多いにも関わらず、議会が開かれないのでこのことについて議論されていません。またオリンピックの観客が1万人ということも決まりましたが、これについても議会で議論されていません。こんなバカなことはないですよ。





こういった状況も見かねて、立憲民主党を含めた野党6会派で議会の開催を求める正式書類を出しました。しかし、これは議員の4分の1が要請しなければ有効にならず、立憲民主党所属の都議が今8人で、他の野党勢力と足し算しても、4分の1である32人には足りない状況です。それだけ議会を開かなくてもいいという勢力が多いので、今回の都議選では、とにかく都議会を開いてしっかりと都政をチェックしようと考える都議会議員を増やさなければならないと考えています。この緊急時に都議会を開かないなんてありえないですから、まず一番にそこは変えなければならないでしょう。これは多くの都民の皆さんに共感していただけると思います。





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