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【エンタがビタミン♪】<大黒摩季インタビュー>25年分のベストアルバムはまるで「薬箱」

TechinsightJapan / 2016年11月24日 21時30分

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シンガーソングライター・大黒摩季が、11月23日にベストアルバム『Greatest Hits 1991-2016 ~All Singles + ~』をリリースした。このアルバムには、ミリオンシングル『DA・KA・RA』『あなただけ見つめてる』『ら・ら・ら』をはじめ、1992年のデビューから全シングル曲を収録、さらに今年発表した新曲や数々のカップリング曲なども収められている。収録曲はSTANDARD盤で48曲、BIG盤で62曲、まさに彼女の25年間の軌跡とも言えるこのアルバムについて、大黒本人がテックインサイトに存分に語ってくれた。

■ベストアルバムは復帰のご祝儀
―6年間の休養期間からの復帰というタイミングで、ベストアルバムを出されるわけですが。
大黒摩季(以下、大黒):ビーイングを出てからジプシーのようにいろいろなメーカーさんともやったりしているので、てんでばらばらだった子供たちを一斉に集めるというのは、来年25周年だし、復帰のタイミングということで、ありがたいことだなと思います。
しかも、他のメーカーさんたちとも、ちゃんと付き合ってきてよかったなと思うんですけど、今回はものの見事に許諾がおりて一気に全部収録することができた。みんな大黒摩季の復帰のタイミングだからこそご祝儀で、すっと貸し出してくれたと思うんです。

■薬箱のようなベストアルバム
―今回のアルバムと一言で言うと?
大黒:一家に一台、「薬箱」みたいになればいいなと思ってます。今日元気がなくて頑張らなきゃいけない日は『あぁ』を出そう、プレゼンで勝たなきゃいけない日は『熱くなれ』を出そう、恋愛で不意の別れが来たら『別れましょう私から消えましょうあなたから』というように薬箱(置き薬)って全部入っているじゃないですか。
私の友達が「摩季の曲って『関所』だよね」って。自分で等身大で書いてきたから、各年代で必ず行き詰まるところで私の曲が置いてある。私の曲は動かないから「みんな女の子が通っていく関所みたいになってるよね」って、そういう考え方もあるよねと(笑)。
一曲一曲聴いてみて、自分でもヒストリーを感じられて良かったですね。まあ、濃かったですけどね。おなかいっぱい。ステーキ弁当16曲、大根おろし持ってこい! みたいな(笑)。

―では、実際にベストアルバムが完成していかがですか?
大黒:みんな偉かったなと思いますよ。マスタリング、全部一緒にやりましたから。民生機(一般消費者が音楽を聞くためのハードや規格)が変わって、よもやスマホで聴く時代が来ると思ってあの時代作っていないですから、やっぱり出ない音もあるし、それをきちんと今に合わせてあげるのがマスタリングの作業なんですね。リミックスの方が楽だったぐらいですよね。
ベストの考え方はいろいろありますけど、私はあの頃の最高点がアルバムやシングルとして残っていると思っているので、別に歌い直すこともなく、ただ今の時代で聴きやすいというか、かっこいいというようにすべきだということにすごく凝りました。でも最後はパッと聞き、どんなハードで聴いても「大黒摩季、お帰りー!」ってなることが大事だね、って話になって、パワー感をそがずに今どきの音質に耐えうるものにしたという感じですね。

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