【エンタがビタミン♪】<押切もえインタビュー>少女時代は恥ずかしがり屋「カメラの前では大胆になれた」
TechinsightJapan / 2017年7月20日 21時2分
絵画では二科展絵画部門で2年連続入選、小説では山本周五郎賞候補へのノミネートなど、画家、小説家としても才能を発揮しているモデルの押切もえ(37)。彼女が執筆、表紙絵・挿絵を手がけた初の児童書『わたしから わらうよ』(ロクリン社)が7月4日に発売された。テックインサイトでは、また新たな扉を開いた押切にインタビューを実施し、じっくり話を聞いた。押切は、かつては内気で恥ずかしがり屋の女の子だったという。
『わたしから わらうよ』の主人公は、小学校3年生の桜。夏休みに鳥取のおばあちゃんの家に一人で行くことになり、不安でいっぱいだ。素直に気持ちを伝えられず、自分に自信がもてない桜だが、鳥取の豊かな自然と人々との交流のなかで、そんな自分自身と向き合っていく―。
■障がい者支援運動に参加したのが本書のきっかけ
―今回、児童書ということで少し意外だったのですが、なぜ児童書を?
押切もえ(以下、押切):以前から私が携わっている「あいサポート」という鳥取県の障がい者支援運動があるのですが、大使もさせていただく中で、ひとつの作品を残そうという話が出ていました。そこで、より多くの方に読んでいただける「本」にしようということになり、小学生ぐらいの多感な時期の方々から理解してもらえたらと児童向けの本にしました。
―その運動ではどのようなことをされましたか?
押切:ハンディキャップを持った皆さんと一緒に絵を描きました。鳥取には何回か訪れていて合わせると10日間ぐらい滞在していますが、他にも皆さんが働いているパン屋やカフェ、海産業者のバックヤードなどに視察に行かせていただいたり、音楽活動をしている方の演奏を聴きに行ったりしました。この運動の良いところは「大きなことをどんどん率先してやっていこう」ということではなく、「自分がまずできることを探していこう」「まず理解してちょっとずつでも実践していこう」というところです。私もそれだったらご協力できると思い、大使をお引き受けしました。
■一緒に絵を描き、とても感銘を受けた
―押切さんも好きな絵を通じての活動はいかがでしたか?
押切:とても感銘を受けました。それぞれ才能があり、個性の強い皆さんと力を合わせてひとつの作品を作るということで、絵を描く身としても刺激を受けました。うまく表現できない人がいたり、逆にどんどん描かれる人もいて、そういった皆さんが力を合わせてひとつのゴールに向かい、それがチョコレートのパッケージになって、他の皆さんも喜んでくれたので、私もすごく嬉しかったです。とても感動的で、チープな言い方になってしまいますが、すごく胸に込み上げるものがありました。
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