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1~2月の自動車販売台数、前年同期比11.1%増、新エネルギー車と輸出が牽引(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月14日 1時35分

中国自動車工業協会(CAAM)は3月11日、自動車販売台数の1~2月の累計が前年同期比11.1%増の402万6,000台だったと発表した。2023年1~2月が前年同期比15.2%減だった反動もあり(2023年3月16日記事参照)、国内の販売台数は7.0%増の320万4,000台、輸出は30.5%増の82万2,000台と、いずれも拡大している。

販売台数の内訳は、乗用車345万1,000台(前年同期比10.6%増)、商用車57万5,000台(14.1%増)だった。うち新エネルギー車(NEV)の販売台数は120万7,000台(29.4%増)で、自動車販売に占める割合は30.0%に達した。

中国メーカーはNEVシフトを追い風に販売を拡大し続けており、乗用車販売に占めるシェアは前年同期比7.6ポイント上昇の59.9%に高まった。

2024年1~2月の自動車輸出台数は前年同期比30.5%増の82万2,000台だった。そのうち乗用車は31.5%増の68万6,000台、商用車は25.9%増の13万6,000台と、軒並み高成長だった。上位5社は奇瑞汽車(16万9,000台)、上海汽車(11万台)、長安汽車(9万8,000台)、吉利汽車(6万6,000台)、テスラ(6万2,000台)の順になっている。伸び率では、比亜迪(BYD)の2.1倍を最大で、長城汽車(91.9%増)、長安汽車(86.8%増)が続いた。

ただ、NEV全体の輸出は7.5%増の18万2,000台と、2023年通年の77.6%増から大きく鈍化した(2024年1月18日記事参照)。うち電気自動車(BEV)は7.5%減で、2023年通年の80.9%増から急減速した。

2月に限ると、自動車販売台数は前年同月比19.9%減の158万4,000台で、2023年7月以来7カ月ぶりに前年同月の実績を下回った。2月は春節(旧正月)に伴う大型連休があり、春節前にみられた駆け込み需要の反動減による結果だという。そのため、内販は26.8%減の120万6,000台と伸び悩む一方、輸出は14.7%増の37万7,000台と2桁の伸びとなった。

(劉元森)

(中国)

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