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なぜ「灰皿が有料に?」 昔は定番装備だったの…! 「タバコマーク」知らない人も! いまやお金を出して後付する時代に

くるまのニュース / 2024年3月24日 12時0分

昔のクルマには灰皿やシガーライターが標準装備されていました。しかし、最近では見かけることはありません。現在のクルマでの喫煙事情はどうなっているのでしょうか。

■以前はクルマ装備の定番だった灰皿

 かつて、クルマの中でもタバコを吸うことが一般的だった時代がありました。
 
 そのためクルマには灰皿とシガーライターが標準装備されていましたが、最近ではほとんど見かけません。
 
 いったいいつから姿を消してしまったのでしょうか。

昔はよく見た「シガーライター」昔はよく見た「シガーライター」

 たとえば、古いクルマに乗ったときに、ダッシュボードに引き出しのような小さい箱がついているのを見かけたことがある人も多いでしょう。

 その箱は灰皿として使われるものです。

 運転席だけでなく、運転席と助手席の間や、後部座席のセンターコンソールなどにも灰皿がついているクルマもありました。

 またシガーソケットには、タバコのマークが描かれたシガーライターと呼ばれる装備が収められていました。

 シガーライターは、ライター代わりに取り外して使う装備です。

 ボタンを押してシガーライターの電熱線を熱し、十数秒経ったところで取り出して、電熱線をタバコに当てて火をつけます。

 シガーソケットへの電源供給も備えており、現在ではシガーライターがなく、電源供給のみを備えるアクセサリーソケットとして残っています。

 このように、喫煙グッズはクルマの装備のなかでも重視されていましたが、現在では、喫煙人口が減ったことからその装備はほとんど見かけません。

 タバコを吸う人が減るに従い、クルマの喫煙グッズは徐々にオプション装備へと移行していきました。

 現在では、灰皿を標準装備した普通車の新車はないようです。たとえば、ホンダ車では2008年に標準装着の灰皿がなくなり、ユーザーからもタバコ装備の復活を望む声は「とくに出ていない」といいます。

 いまではすっかり需要の減った灰皿の部分は、スマホなどを収納する小物入れへと変化しています。

 一方、喫煙場所に配慮するからこそ、クルマの中でタバコを一服するという人もいるようです。

 そうした声に応えて、自動車メーカーではオプションとして灰皿を用意しています。

 その置き場はドリンクホルダーに変わり、形もドリンクホルダーにフィットするボトル型が主流です。

 また、年々増えている加熱式たばこのユーザーに向けた装備もみられます。

 加熱式タバコはタバコのスティックをホルダーに差して吸いますが、その際に充電が必要です。

 そのため、ホンダではステックとホルダー、充電器が収納でき、かつ充電もできるボトル型灰皿を販売しています。

 一方で、シガーライターはなくなりましたが、アクセサリーソケットだけは残っています。

 今はUSBタイプの充電口がほとんどにもかかわらず、なぜ残っているのでしょうか。

 実は、ドライブレコーダーやクルマで使う電気製品は、まだアクセサリーソケット電源に対応している製品が多いのです。

 そのため、現在のアクセサリーソケットは、スマホの充電、ドライブレコーダー、電気式の防寒ジャケットなどで使うことが中心です。

 では、タバコに火をつける行為自体が減っているなか、シガーライターをオプションでつけることはできるのでしょうか。

 とあるカー用品店の担当者は次のように語ります。
 
「シガーライターの後付けはできますが、最近後付けする人は少ないです。

 USBが元々ついているクルマも多いので後付けする人は少ないと思います」

※ ※ ※

 以前は必需品だったタバコ関連装備も、いまは消えてしまいました。

 ライフスタイルが変わっていくなか、いま定番化している装備も見られなくなる日もやがて来るのかもしれません。

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