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難治性卵巣がんの治療抵抗性を引き起こす細胞間の協調作用を発見

共同通信PRワイヤー / 2024年4月26日 10時0分

写真

~「がん関連線維芽細胞」を標的とした新しい治療法開発に期待~


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404259977-O2-22I353rt】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404259977-O4-a1dlUxg4】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404259977-O3-o2dt76ds】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404259977-O1-0hyiiE1h


 


学校法人帝京大学


国立大学法人新潟大学


国立研究開発法人国立がん研究センター


国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)


 


 


発表のポイント


・抗がん剤が効きにくい(抗がん剤抵抗性)難治性卵巣がん(明細胞がん)の手術検体を用いて、HIF-1陽性がん細胞とがん関連線維芽細胞(CAF)が協調して抗がん剤抵抗性を引き起こすことを発見しました。


・HIF-1陽性がん細胞が放出する増殖因子(PDGF)によりCAFが活性化し、そのCAFがHIF-1陽性がん細胞の抗がん剤抵抗性を誘導するフィードバック制御機構の存在を明らかにしました。


・受容体型チロシンキナーゼの阻害剤が、CAF抑制に働くこと、既存の抗がん剤との併用により明細胞がんの増殖を相乗的に阻害することを見出しました。


・今後、この研究成果に基づき、CAFを標的としたがん治療法の開発が期待されます。


 


【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104955/202404259977/_prw_OT1fl_zD1E8b6J.png


【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104955/202404259977/_prw_OT2fl_wSOt5Y3i.png


 


 


研究の背景と経緯


 人生100年とも言われますが、国民の平均寿命が伸びるとともに、国民の二人に一人が「がん」に罹患する時代になっています。このような状況において、がんを根治する革新的な治療法の開発が待ち望まれています。多くの難治がんは従来の抗がん剤では十分に抑えることができませんが、このような抗がん剤抵抗性は再発や転移に繋がるため、がん患者の生命予後と深く関連しています。そのため、抗がん剤抵抗性が生じるメカニズムの解明が強く望まれています。

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