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『ワンピ』再アニメ化で気になる5つのポイント 「フーシャ村のウタ」の扱いはどうなる?

マグミクス / 2024年3月1日 11時40分

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■ゼフの足を失った理由も原作準拠に?

 2023年12月、『ONE PIECE(ワンピース)』が完全新作映像で再アニメ化されることが発表されました。公開時期などはまだ決まっていないものの、タイトルを『THE ONE PIECE』に改め、Netflixなどの媒体で配信されるとのことです。

 制作をアクションシーンに定評のある「WIT STUDIO(ウィットスタジオ)」が手がけることもあって、早くもファンの期待値は高まっているようですが、ここで気になるのは、やはり現在放送中のTVアニメシリーズとの違いではないでしょうか。

 今でこそTVアニメ版は原作に極めて忠実ですが、物語の最初期はいわゆる「アニオリ」展開が多くありました。なにせ主人公のモンキー・D・ルフィの過去から始まった原作とはまったく異なり、TVアニメ版の第1話はナミやアルビダ、コビーなどが先に登場していたのです。

 ちなみにルフィとシャンクスの過去が描かれたのは、ゾロが仲間入りを果たした後の第4話でのことでした。おそらく当時のアニメスタッフは視聴者ウケを考慮してエピソードの順番を入れ替えたのでしょうが、今では誰もが『ONE PIECE』の魅力を分かっています。再アニメ化では、原作通りにルフィの旅立ちが描かれるのではないでしょうか。

 また「東の海(イーストブルー)編」においては、ほかにもTVシリーズならではのオリジナル展開を見せたことがあります。その代表的な例が、海上レストラン「バラティエ」のオーナー、ゼフが足を失った理由です。

 原作ではサンジとともに無人島に漂着したゼフが、わずかな食糧を譲るために、「自身の足」を食べることで空腹をまぎらわしていました。ところがTVアニメ版では海に落ちたサンジを救う際、船に足が挟まってしまい、やむなく足を切り落とすという展開に変更されていました。自分の足を食べるというショッキングな行動は、子供向けアニメ的にアウトだったのでしょう。

 なお2023年8月に配信されたNetflixの実写ドラマ版では、13歳以上というレーティングが設けられていることもあって、原作通りの内容になっています。『THE ONE PIECE』もNetflixなど規制を設けられるプラットフォームで配信されるため、こうした過激な描写も原作通りとなるかもしれません。

■原作改変にも期待? 序盤エピソードの再構築が望まれる理由

新アニメシリーズに「ウタ」は登場する? 画像は「ウタの歌 ONE PIECE FILM RED」通常版ジャケット (C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

 ところでTVアニメ版では、原作者の尾田栄一郎先生とアニメスタッフがうまく連携できていなかったのか、原作と矛盾するような描写も多々見受けられました。とくにファンのあいだで指摘されていたのが、ゾロが鉄を斬る設定です。

 原作のゾロは「偉大なる航路(グランドライン)」突入後、「アラバスタ編」でダズ・ボーネス(Mr.1)と戦った際に鉄を斬れるまでに成長しました。しかしグランドライン突入前に描かれたアニメオリジナルストーリー「千年竜編」では、「俺に斬れねぇもんはねぇ」と言ってゾロが鋼の鎖を断ち斬っています。こうした矛盾点の解消も、再アニメ化で期待されているポイントです。

 一方で、あえて原作改変を期待する声もあります。それが、映画『ONE PIECE FILM RED』に登場したウタの存在です。ウタはルフィの幼なじみであり、この映画をきっかけにフーシャ村における幼少期のエピソードが後付けされました。ウタは映画がきっかけで生まれたキャラクターなので、もちろん原作やTVアニメの序盤には登場していません。ですが、もしかすると『THE ONE PIECE』ではルフィの幼少期でウタの存在が匂わされる可能性もあるのではないでしょうか。

 またストーリー以外のところでいえば、主題歌を務めるアーティストも気になるところです。TVアニメ版の主題歌は、流行りの歌手が起用されることはあまり多くありませんでした。しかし『呪術廻戦』や『チェンソーマン』など近年のジャンプアニメでは、第一線のアーティストが起用されることも珍しくありません。

 そこで再アニメ化にあたって、ネット上では「ミセス(Mrs. GREEN APPLE)とかVaundyあたりが歌ってくれないかな」「過去の主題歌を今のアーティストでカバーしてくれたらうれしい」と期待を寄せる声があがっているようです。

 ルフィたちのこれまでの冒険はいったいどのように生まれ変わるのか……。長い歴史を積み重ねてきた作品だからこそ、原作ファンやTVアニメファンを唸らせる大作が生まれるかもしれません。

(ハララ書房)

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