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岩井志麻子 若さ・美貌・資産もない女が「一流の男」とお付き合いするには

OTONA SALONE / 2019年7月16日 21時0分

どんな子であろうが、うちの子が世界一可愛い。これは正しい。だけど、彼は私にとっては一流の男、っていうと微妙な顔をされがち。どんな男でも私には世界一可愛い、ってのは有りだけど。

一流の男と会いたい、そして愛されたいと願う女には、「ダメ男でも私にとって可愛ければいい」とはならない。

 

「一流」とは世間一般の評価である

まず一流ってのが、「私には」ではなく「世間一般の評価では」なんだから。普通に考えれば一流の男とは、その分野の第一人者、富、地位、名誉、業績の何かが飛び抜けている、あるいは兼ね備えている男を指す。

 

しかし一流男にも当然いろんなタイプとジャンルがあるわけで、すべての一流男が女好きのモテモテで女を見る目も肥えている、とは限らない。

女に奥手、女嫌いもいれば、女にあまり興味がないのもいるし、それこそ世間一般的には悪女、ダメ女といわれるような女を好む一派も決して少なくはない。

 

「一流」が最終的に求めるものは

というか、一流とされる男に愛されたり求められたりの経験が乏しい私であるが、昭和平成令和と生きてくれば、数多の一流男は目の当たりにしてきている。そんな彼らの恋人、奥様、愛人などを見てきて思ったのが、「一流のコレクター、ハンターは珍品を求める」ということだ。

 

芸能人、ミス××、CA、名家の令嬢、女子アナ、といった多くの男が欲しがる、うらやましがる定番をコンプリートした後は、非常にマニアックな希少品に手を出し、知られざる名品を求めるようになるのね。

 

「唯一無二」を輝かせれば

ポルシェもフェラーリもベンツも持っているから、今度は日本じゃ一台も見かけないトラバント(段ボール紙でできているとまでいわれた旧東ドイツ車)が欲しい、みたいな。

だから一流男を狙いたいあなた、自分には若さも美貌も資産も名声も家柄も経歴も何もない、と臆することはない。唯一無二のあなたにしかない何かをキラッではなくギラギラ輝かせれば、一流コレクターが近づいてくるよ。

 

その唯一無二が何かわからないというんじゃ、世間一般の一流男はあきらめ、私にとっては一流だけど、という方向に変換するしかないね。

 

≪作家 岩井志麻子さんの他の記事をチェック!≫

 

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