条件も人柄もいいけど、ときめかない婚活相手。 次も会うか迷ったときにするべき「2つの質問」とは
OTONA SALONE / 2024年3月12日 21時0分
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。
今回は、婚活につきものの「お断り」のマナーをお伝えします。
働く女性の婚活百景 ♯10
※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。
告白の予感に気が重くなる相手と、次のデートはあり?
婚活中の女性なら、誰もが突き当たる壁のひとつが「お断り」の場面。もちろん、相手から断られるのもつらいのですが、それ以上に「お断りするのがつらい」という声をよく聞きます。
今回紹介する2人の女性も、同じ悩みを抱えて相談にこられました。
M花さんは、外資系保険会社に勤務する38歳。結婚情報サービスで出会った男性と、何度かふたりで食事をしています。
彼は、文具メーカーに勤務する40歳。温厚な性格で、結婚相手の条件としては申し分ありません。しかも、どうやら彼はM花さんのことを気に入っているようで、会えば必ず次のデートの約束をしたがります。
ふたりで食事をしたある日の帰り際、彼が「次に会うとき、伝えたいことがあります」とM花さんに告げました。
彼の真剣なまなざしを見て、「もしかして告白かな」とピンときたM花さん。
本来なら心が弾むはずの予感に、なんだか気が重くなってしまったのだそうです。
「正直、告白されても困ると思ってしまいました。私には、そこまでの気持ちはないので…」と
M花さん。
「それなら、次のデートはお断りするんですね」と確認したところ、「お断りするのも悪い気がして…」とどうも歯切れが悪いのです。
高年収だが話がつまらなくて冷淡な彼、断るのはもったいない?
もうひとりのT子さんは、35歳の派遣社員。
結婚相談所で出会った42歳の男性と、何度か食事や観劇に出かけています。
彼は離婚歴がありますが、自分で会社を経営しており、年収は2000万円以上。
今の仕事に情熱を持っているわけではないT子さんは、「彼と結婚できれば、仕事を辞められるかもしれない」という期待感もあり、彼とのデートを重ねていました。
条件はよくても、彼自身に魅力を感じているわけではなく、「彼は自慢話が多くて、話していても、どうにもつまらないんです」とT子さん。
5回目のお食事デートの最中、T子さんは彼の話に笑顔で応えることができなくなってしまったそうです。
見るからに不機嫌そうなT子さんの様子に気づいた彼に「大丈夫ですか」と問われ、「実は今日、体調がよくなくて…」と答えたT子さん。すると彼は、「それなら、今日は断ってくれてよかったのに」と冷たい口調で言ったのだそうです。
「なんて冷淡な人だろう」とショックを受けたT子さんは、彼との交際は断ろうと決意しました。
一方で、「彼ほど条件のいい相手には、もう出会えないかもしれない」と未練を感じて、なかなか踏み切れずにいます。
M花さんとT子さんに共通するのは、相手の男性が「結婚相手として条件がいい」ということ。しかも、相手は自分を気に入ってくれているので、「自分が相手を受け入れられれば、結婚できるかもしれない」という思いがあることです。
【前編】では、働く女性が婚活をしたときに、次につなげるかお断りをするかの判断について、おふたりの事例とともにお伝えしました。
▶つづきの【後編】では、結婚相手として向き合えるかを知るための2つの質問とは? もし、お断りするときに注意しなければいけない点についてお伺いします。__▶▶▶▶▶
『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)
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