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法律婚1回、事実婚2回の48歳男性が、“3度目の離婚”をした今思うこと「失敗ではなく経験」

日刊SPA! / 2024年3月19日 8時53分

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宗像氏の理想の結婚とは

 日本総合研究所の調べでは、2023年の出生数が前年比5.8%減の72万6000人となる見通しだ。16年以降、出生数は年率3.5%のペースで減少してきたが、23年はそれを上回る減少率となる見込みだ。
 また、少子化ペースの加速は、20年から22年にかけて、婚姻数が急減したことが寄与したとみられる。厚生労働省の調査による23年の婚姻数は、前年比5.9%減の48万組となる見通しだ。

「結婚って一生おごり続けるってことでしょ?」という知人女性の息子の言葉がきっかけで、昨年11月に『結婚がヤバい』(社会評論社)を上梓したライターの宗像充氏(48歳、@MunakataMi)に話を聞いた。

◆事実婚2回、法律婚1回、離婚は3回

 事実婚2回、法律婚1回を経験し、1回目の事実婚の際に子の連れ去りに遭っている宗像氏。その生い立ちは、大分県犬飼町(現 豊後大野市)に産まれ育ち、3人兄姉の末っ子として、野山で遊び自由奔放な幼少期を過ごす。

「両親は教員という固い家庭に育ちましたが、末っ子だったので、ああせいこうせいと期待されなかったです。落ち着きがなく、マイペースな子どもでした」

 そんな宗像氏は、県内の進学校に進学した後、高校では山岳部に所属する。一浪して一橋大学法学部に入学し、国際政治を専攻した。大学は5年間、その後に大学院に1年半通い、ヒマラヤ登山にも挑戦した。

◆結婚することだけが生き方ではない

「みんなが就職する中、僕は就職しなかった。日本山岳部青年部に所属し『キリギリス』(「働かない」という意味)という会報を作ったことで、山岳雑誌『岳人』の登山記録欄の編集をしないかと声がかかりました」

 それをきっかけにサラリーマンではなく、フリーランスのライターになる。

「フリーランスのライターを略せばフリーターですが、山岳部に所属していた他大学の仲間たちは、『山岳部は5年制だ!』と豪語していました。そんな人たちを見ていて、一般企業に勤めて結婚するだけが人生じゃないと知りました。世間とは違う生き方をする人たちに出会いました」

◆「結婚はダサい」から事実婚

 国際政治を専攻していた宗像氏は、市民活動に興味を持つようになる。1回目の事実婚の相手は、市民運動の仲間の女性だった。29歳のときだった。

「事実婚の相方は6歳年下の女性でした。市民活動をしている同世代の仲間の中では、結婚(=入籍)はダサいという雰囲気があったので、法律婚はせずに一緒に暮らしだしました。今でも、結婚は形ではなく内実が大切だと思っています」

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