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「歩く百億円」88歳社長の加齢を遠ざける考え方 人の意見を聞いたら肝心なところで「勝てない」

東洋経済オンライン / 2023年12月30日 6時50分

90歳間近となった今も衰えを知らず(骨年齢20歳、臓器年齢20代前半、髪ふさふさ、虫歯なし!)で、バリバリ活動を続ける吉川幸枝さん(写真:吉川さん提供)

「人間だって、ワインだって、熟したほうがイケてるわ!」と言うのは、「歩く百億円」と呼ばれている吉川幸枝さん。

「90歳で一番イケてる自分を作る」と豪語する吉川さんは、かつて「¥マネーの虎」などのテレビ番組で人気者になり、88歳となった今も現役で社長業をこなすスーパーおばあちゃんです。

90歳間近となった今も衰えを知らず(骨年齢20歳、臓器年齢20代前半、髪ふさふさ、虫歯なし!)、昼夜を問わずバリバリ活動を続ける吉川さんに、加齢を遠ざける思考法として、自分を老け込ませてしまう「3つのNG」を教えていただきました。本稿は、『人生は80歳からがおもしろい』より、一部抜粋・再構成のうえお届けします。

120歳まで生きるつもり

〈NG行為①〉「歳をとる=悪いこと」だと考える

私は120歳まで生きるつもりで、人生設計をしています。今88歳だから、まだあと30年以上の時間があるつもりで。

たわけたこと(バカなこと)言って、そんな歳まで生きられるはずがないじゃない! って思うかもしれませんけど、実際に120歳まで生きられるかどうかは問題じゃないの。

そういうつもりで、人生に先があると思って生きたほうが楽しいんじゃないでしょうか。

歳をとるとどうしたって、肌艶も衰えるし、体の動きも鈍くなる。

今まで当たり前にできていたことができなくなったり、衰えてきたりすると、どうしてもそっちに気がいきますけど、「歳をとる」って悪いことばかりじゃないの。

これまでにウン十年と積み上げてきた経験があるはずだから。

例えば、若い時には気に障ったようなことが、今では大したことのない問題に思えたりしませんか。

それって、ちょっとしたことでイライラして心が乱されたりしなくなって、あなたの幸せが増えることと同じなんです。

「90歳は折り返しじゃなく、人生の終点でしょ」

そう思う人もいるでしょう。

でも、そんなふうに考えたらいけません。

楽しく生きるために時間を使う

なぜかというと、心の中でそう思うことは、「早く死ぬ」ということに自ら進んで向かっているのと一緒だから。

同じ時間を費やすなら、死ぬことじゃなく、楽しく生きるために使ったほうが、ずっといい。

今日を生きる、明日を生きる、今この時を必死に生きる。

そうすれば、年齢なんてものは、そんなに気にしなくなってきますよ。

どうせ、人間は、時間を遡(さかのぼ)れません。だから今、この瞬間があなたの一番若い時なはずです。そこを楽しみましょう。

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