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生成AIを使わないビジネスパーソンに未来はない ならば、何をどこまで知っておけばいいのか

東洋経済オンライン / 2024年3月1日 6時50分

テクノロジー、AIなどについて、一般のビジネスパーソンは何をどこまで知っておけばOKなのでしょうか(写真:Graphs/PIXTA)

生成AI、DX、XTECH、マネジメントへの活かし方……テクノロジーとビジネスはもはや切っても切れない関係にある。日本最大のビジネススクール、グロービスがいま最も力を入れているテクノロジーの「勘どころ」と「使いどころ」を1冊にまとめた『ビジネススクールで教えている武器としてのAI×TECHスキル』を共著として上梓した嶋田毅氏が、テクノロジー、AIなどについて一般のビジネスパーソンは「何をどこまで知っておけばOKか」のラインを明確に解説する。

2022年後半頃より、生成AI、特にその代名詞といえるOpenAIのChatGPTをいかに使えばいいかという書籍や記事をあちこちで見かけるようになりました。我々グロービスでは、今後ホワイトカラーのビジネスパーソンが生成AIを活用することは当たり前のこととなり、それをうまく活用できる人と使いこなせない人の間での優勝劣敗が加速すると予測しています。

【写真】新時代のベーシックスキルAI×TECHの基礎が1冊でわかる『ビジネススクールで教えている武器としてのAI×TECHスキル』

今回は、どのような場面で生成AIを使うべきか、そしてそのためのコツ、さらに生成AI以降のビジネスシーンの変化について触れていきます。

生成AIを用いるべき場面

本稿では、生成AIの代表として、ChatGPTを前提とします。なお、ChatGPTにプロンプト(指示)を打ち込んで返ってくる内容は、時期やバージョン、ユーザーによって変わってくるのでそこは留意しながら読んでください。今回は私(嶋田)が利用している有償版のGPT-4の文章例を示していきます。

さて、生成AIを用いることで生産性が上がる典型的な場面には以下があります。基本的には言語(言葉)を用いて行うタスクに関しては、あまねく生成AIが活用できるといえるでしょう。

1.調べ物をして結果をまとめてもらう

2.問題解決の方法などについて相談する

3.アイデア出しをする

4.草稿を練る

5.翻訳に用いる

6.パワーポイントの資料を作ってもらう

7.分析をする

中にはプラグインやAPIの必要なものもありますが、1から5までのタスクであれば、文字で打ち込めばすぐに返事がきます。たとえば以下のように問題解決のための相談をしてみましょう。

生成AIを問題解決に使えるか?

「私はあるサービス業の40歳の新米課長。部下に非常に態度が悪い若手がいる。28歳で、仕事はそこそこできるが、周りとうまくコミュニケーションが取れず、職場の空気を悪化させている。どのような対策をとればいいか、良いアイデアを4つ、それぞれ100字程度で教えてほしい」

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