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から好し、唐揚げ店なのに「そば」がある一体なぜ シンプルで潔いもり蕎麦が、男性客の心を掴む

東洋経済オンライン / 2024年3月4日 12時0分

から好し、唐揚げ店なのに「そば」がある一体なぜ

「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」――外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。

人気外食チェーン店のすごさを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回は、から揚げ専門店・から好しの「そば」を取り上げます。

飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。

【写真で見る】インパクト大な、から好しの「二郎系」そば

ガストとの併設店では食べられないメニュー

今回のテーマは、から好しの「そば」です。から好しといえば、その名の通りから揚げが代名詞ですが、脇を固めるメニューもあなどれません。

すかいらーくホールディングスの久保木稔さん(マーケティング本部 SP開発グループ ディレクター)によると、から好しでお客さんが注文するメニュー割合はから揚げが7割ほどで断トツながら、残りの3割をそばと親子丼が占めており「この3種類が、から好しの3大メニューです」と話します。

最近は街中で見かけるガストがから好しを併設していることも増えたため、名前や看板自体を目にしたことのある人は多いはず。

ただ、併設店とはいえ食べられるのはから好しのから揚げのみにとどまり、そばや親子丼はから好しそのもののお店に行かないと食べられません。

実際に、併設店ではない、単独店舗へと足を運んでみました。

実食、から揚げ専門店の「そば」

自宅の近くにガストとから好しの併設店はあるものの、から好し単独店はない筆者。郊外を車で走ること20数分、から好しにたどり着きました。

いつも併設店の看板で店名・ロゴは見ているものの、から好しの店舗外観を見たことがなかったので、新鮮に感じます。

中に入ると、まずレジの近くのショーケースに入った食品サンプルに驚かされました。から揚げはテイクアウト需要も高い商品のため、パッと来て注文できるようにわかりやすい仕掛けだと感じます。

タッチパネルで商品を選び、10分弱ほど待つと、商品が到着。そばを見る前に、まずは定番中の定番である「から好し定食」から見ていきましょう。注文したのはから揚げ4個入りのもの。メニューには3個入りから6個入りまでがありました。

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