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就活の難関「集団選考」取り返せないやりがちNG例 コロナ禍の収束で集団選考が重視される傾向に

東洋経済オンライン / 2024年3月16日 10時20分

(写真:kouta/PIXTA)

コロナ禍も収束に向かい、企業の採用選考は以前のようなリアルに戻りつつあります。そこで増えているのが、集団面接やGD(グループディスカッション)です。集団選考は、当日の参加メンバーや質問、テーマ等、変動要素が大きいこともあり対策が難しいと言われています。本稿では『面接官が本音で教える集団面接・GD(グループディスカッション)完全対策マニュアル』より一部抜粋・再構成のうえ、対策が難しいからこそ大切になってくる集団選考対策をご紹介します。

集団選考がますます重視される傾向

一般的な就活の選考フローだと、集団選考の後に1次面接、2次面接、最終面接といった個別面接を設定する場合が大半を占めます。最近は、最終選考といった後半に集団選考を用いる企業も散見されるようになりました。

個別だとどうしても評価誤差が生じます(特にコロナ禍でのオンライン面接ではこれが起きやすかった)が、集団だと就活生を一堂に並べるので優劣がはっきり見えて評価しやすい、という企業側の思惑があります。

また個別ではそれなりに自分の意見を言えても、集団の中では物おじ、尻込みして全く使い物にならない学生も多いのです。企業における仕事は一人では完遂できません、周りと協力し合って進めていくものです。選考の順序はともかく、集団選考が今後ますます重視される傾向にあるのは間違いありません。

集団選考には、個別と違い、たくさんの就活生を一気にさばけるという効率面のメリットがあります。さらに、集団の中でうまくやっていける、自分の考えを説明できる、という仕事に必要な要素の有無を見極めるにはうってつけの手法です。そのため、どこも積極的に導入しているというわけです。

集団選考は、当日の参加メンバーや質問、テーマ等、変動要素が大きいこともあり対策が難しいと言われているため個別面接対策に重点を置きがちですが、片方だけうまくいっても絶対に内定はもらえません。対策が難しいからこそ、集団選考対策が大切になってくるのです。

個別面接との大きな違いは、(自分の)持ち時間の短さです。通常は個別の方が集団よりも、自分に与えられた時間が長いのです。多少の言い間違いがあったり、うまく言葉が出てこなくても、個別ならリカバリーが可能です。ところが、集団となると、たった一つのミスが致命傷につながってしまうのです。

たとえばグループディスカッションで、最初の発言の機会が来たとき、ついテーマと関係ない発言をしてしまったところ、他のメンバーから否定され、その後の発言機会を失い、議論から置いていかれて終わり。こういった光景が毎年、よく見られます。

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