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「時間の使い方が下手な人」はコツがわかってない 勉強時間をつくれない人に、独学プロが教える

東洋経済オンライン / 2024年3月25日 18時0分

不動産業界で重宝される宅建士の試験に合格するために必要な勉強時間、300時間に近い数字です。資格があれば不動産会社では月に数万円の手当を受け取れることが一般的で、不動産業者として独立することもできます。

だらだらと上司の顔色を気にしながら残っているだけで、そのように人生の選択を増やすことができるほどの時間を、ドブに捨てていることになります。

「時は金なり」という言葉がありますが、時間は金銭的価値に換算できるだけでなく、命そのものです。

時間があれば遊ぶことも学ぶことも、楽しむこともできます。

理由なくムダに使うことはなんの意味もなく、死ぬときに後悔することになるかもしれません。

終身雇用は事実上崩壊し、ジョブ型雇用の傾向が強くなっています。スキルのある人材に対して初任給を大幅に上げ、有能な人材確保を狙う企業も増えています。

2022年にマイナビが行った「新入社員の意識調査」によると、アンケートに回答した新入社員のうち、「定年まで勤めたい」と回答したのは18.5%だったそうです。この調査だけでも、転職を視野に入れたキャリア形成が一般的になりつつあることがわかります。

企業の立場で考えると、教育を行っても辞めてしまう社員が増えることになるので、コストをかけずにスキルのある社員を採用する傾向が強くなるはずです。必然的に人間関係よりもスキルが重視されることになりますから、上司の機嫌をとる意味は年々小さくなっていきます。

ムダな時間を削って、自分のために使うべきでしょう。

時間の使い方にメリハリをつける

最後のコツとしては、時間の使い方にもメリハリをつけるということです。

私は、集中することが必要かどうかで、仕事だけでなくあらゆるタスクを3段階に分類しています。

まずは集中が必要で、ほかのことと同時に行えないタスク。

これは、資格試験の勉強や税務申告書の作成などがあてはまります。優先して可処分時間の中に組みこむべきでしょう。

続いては、ある程度の集中が必要だけれど、ほかのタスクと並行して行えるものです。

私の場合だと、原稿を書く作業やメールを返信する作業などが該当します。原稿は家で書くことが多く、夕食の後の休憩時間や、土日の空き時間をあてています。子どもの面倒を見ながら行うことがほとんどで、求めに応じてゲームで遊んだり、本を読んであげたりします。

その時々で集中が阻害されますが、子どもと遊んでいる間に原稿の続きを考えるようにしています。ラーメンの材料発注などもこの時間に行うようにしています。

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