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上白石萌歌「好きという気持ちが一番大切な原動力」 尽きることのない「表現」への意欲【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年2月20日 8時0分

上白石萌歌 (ヘアメーク:西岡達也・岩下倫之/スタイリスト:森保夫) (C)エンタメOVO

 2011年に史上最年少で第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞。近年ではNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」やドラマ「パリピ孔明」、「義母と娘のブルース」シリーズなど数々の映画やドラマに出演するほか、「The Covers」(NHK BS)のMCを務めるなどマルチに活躍する上白石萌歌。3月8日から上演されるPARCO PRODUCE 2024「リア王」では、リア王に勘当されるも、誠実なフランス王のきさきとなる三女・コーディリアを演じる。上白石に本作への意気込みや演じる役柄について、活動の原動力などを聞いた。

-本作は、上白石さんにとって3年ぶりの舞台、そして初めてのシェークスピア作品となります。オファーを受けたときの率直な感想を教えてください。

 幼い頃に地元でミュージカルを習っていたこともあって、私はとにかく舞台が大好きで、その頃に舞台の上で感じた感動が今の表現の原点になっているので、今回、3年ぶりに舞台に出演できることがすごくうれしいです。大学では芸術学を専攻し、演劇学を学ぶ中で、もちろんシェークスピアは通ってきた道なので、シェークスピアの4大悲劇の中でも切実な思いが詰まっているこの作品に出演できることはとてもありがたいことですし、今からすごく楽しみです。

ミュージカルを習っていたのは、いつ頃のことなんですか。

 鹿児島にいた頃です。姉(上白石萌音)と2人で通っていたのですが、原作があるものだったり、オリジナルで作ったものだったり、たくさんの作品を経験させてもらいました。初めて「表現」に触れたのは、そこでの体験でした。私は今は映像作品にもたくさん出させていただいていますが、舞台は原点であり、「戻ってきた」という感じがあります。

-今回、上白石さんが演じるコーディリアという役について、今現在はどのような人物だと考えていますか。

 誰よりも実直で、誠実で、うそがつけない人で、一見、優等生のようにも見えるけれど、意思を頑なに曲げない強さを持っている人だと思います。お父さんの前で愛を語るシーンでは、きっと周りに合わせてたくさん愛を述べることもできたのでしょうが、自分の正義感や素直な心がそうさせなかった。すごく意志の強い人だと思います。

-そのコーディリア像は上白石さんのイメージとかぶるところがあると感じましたが、ご自身としてはいかがですか。共感できるところや似ているところはありますか。

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