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日経平均は4日続伸、4万1000円台に初めて乗せる場面も 米株高や円安で

ロイター / 2024年3月22日 15時39分

 3月22日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比72円77銭高の4万0888円43銭と小幅に4日続伸して取引を終えた。東証で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比72円77銭高の4万0888円43銭と小幅に4日続伸して取引を終えた。前日の米株高や為替の円安基調が支えとなり、取引時間中と終値ベースともに史上最高値を更新した。上げ幅は一時270円を超え、4万1000円台に初めて乗せる場面もあった。

日経平均は前営業日比127円高と小幅高でスタートした後も上げ幅を拡大し、4万1087円75銭まで上昇した。前日の米国株市場で主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、幅広い業種で買いが優勢となった。

円相場が1ドル=151円半ばと円安基調で推移し、輸出株を押し上げた。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が2%超高となったことを受けて、半導体株の一角も買われた。ただ、一部の銘柄は軟調に推移するなど、「高値警戒感も意識されているようだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。

日経平均は今週に入り3営業日で2100円超上昇しており、後場序盤は利益確定売りに押される場面もあった。一方、下落局面では押し目買いも入るなど、底堅さが意識された。

日米中央銀行の政策決定会合を無難に通過したことや、日銀がマイナス金利政策を解除した後も円安基調が続いていることから、日本株は堅調な地合いが続いている。松井証券のシニアマーケットアナリスト・窪田朋一郎氏は、「次の利上げはまだ遠いということで、先々の不透明感がなくなったことがポジティブに評価されている」との見方を示す。円安に振れ安く、「日本株はまだ上値を追う可能性があるとみている」と話す。

TOPIXは0.61%高の2813.22ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆2480億7300万円だった。東証33業種では、ゴム製品、輸送用機器、銀行など29業種が値上がり。鉱業、精密機器、医薬品など4業種が値下がりした。

個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリング、主力のトヨタ自動車がそれぞれ1%超高だった。半導体株はまちまちで、東京エレクトロンが小幅安、アドバンテストが2%超安、ルネサスエレクトロニクスが小幅高だった。

個別材料を手掛かりにした物色もみられ、前日に業績予想の引き上げや増配を公表した日本航空は2%超高だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1083銘柄(65%)に対し、値下がりが520銘柄(31%)、変わらずが53銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 40888.43 +72.77 40942.88 40,714.14─

41,087.75

TOPIX 2813.22 +17.01 2807.83 2,798.90─2

,820.45

プライム市場指数 1447.98 +8.81 1445.05 1,440.60─1

,451.62

スタンダード市場指数 1291.07 +2.07 1292.52 1,285.21─1

,292.52

グロース市場指数 948.62 -0.60 950.13 940.71─950

.13

グロース250指数 755.22 -0.58 756.48 748.30─756

.49

東証出来高(万株) 192481 東証売買代金(億円 52480.73

)

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