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前場の日経平均は反発、米先物や好決算銘柄が下支え

ロイター / 2022年4月28日 12時3分

前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比162円19銭高の2万6548円82銭と反発した。写真は東証、2020年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比162円19銭高の2万6548円82銭と反発した。前日の米国株式市場はまちまちとなったが、時間外取引での米ナスダック先物の底堅い値動きや企業決算を材料視した個別物色が指数を下支えした。国内では明日から大型連休に入るため、上値追いには消極的だった。

27日の米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が反発した。前日に決算を発表したマイクロソフトとビザが力強い業績見通しを示したことで、世界的な景気減速と金利上昇に対する懸念が緩和された。ナスダック総合は小幅に下落した。

日経平均は43円高と小幅反発で寄り付いた後、マイナス圏に転落する場面がみられたが、前場中盤から上げ幅を拡大し、182円16銭高の2万6568円79銭で高値をつけた。時間外取引の米株先物やアジア株の底堅い値動きが支援した。

ただ、大型連休中に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、上値追いには慎重だった。「米連邦準備理事会(FRB)が引き締めに動く中、波乱含みの展開が想定されている。連休前にポジションの調整をしておきたい投資家が多い」(国内証券)との声が聞かれた。今日は日銀の金融政策決定会合の結果発表があるが、「会見後の為替の動向が注目されているが、株の取引時間中に与える影響は限定的だろう」(別の証券会社)との声が聞かれた。

TOPIXも反発し1.00%高の1879.30ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆4519億2200万円。東証33業種では、鉄鋼、その他金融業、ガラス・土石製品、非鉄金属、化学工業などの29業種が値上がり。半面、サービス業、陸運業などの4業種が値下がりした。

個別では、前日に好決算を発表したアドバンテスト、信越化学工業をはじめとする半導体関連株がしっかり。11時10分に同じく好決算を発表したデンソーは7%超高となった。そのほか第一三共、ファナックも底堅かった。

半面、ファーストリテイリング、エムスリーは軟調。日立建機は9%超安と大幅安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1276銘柄(69%)に対し、値下がりが528銘柄(28%)、変わらずが34銘柄(1%)だった。

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