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横浜トリエンナーレ組織委員会と横浜市立大学Minds1020Labが実証実験 「アートが心にもたらす効果」を検証

Digital PR Platform / 2024年2月29日 10時0分

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―2024年5月17日〜19日横浜トリエンナーレにて実証実験&協力者を募集―

 横浜トリエンナーレ組織委員会と、横浜市立大学研究・産学連携推進センター宮﨑智之教授(学長補佐)が代表を務めるMinds1020Lab※1 (マインズテントゥエンティラボ)は、2024年3月より開催する第8回横浜トリエンナーレ※2において、「アート鑑賞が心にもたらす効果」を検証する実証実験を実施するにあたり、実証実験のモニターを2024年2月29日(木)より募集します。

1. 取り組みの背景
 横浜トリエンナーレ組織委員会は、横浜トリエンナーレの主催者として、2001年の第1回展以来、20年以上にわたり広く市民や子どもたちに最先端の現代アートに触れる機会を提供してきました。第8回展では、事業評価指標の一つとして来場者の鑑賞効果のデータ化に取り組んでおり、このほど横浜市立大学と協定書を締結し、本実証実験を行う運びとなりました。

 実験を担当するのは、横浜市が参画する横浜市立大学の産官学連携の研究拠点「Minds1020Lab」です。「Minds1020Lab」は、生きづらさを感じる若者の心の課題を包括的に研究する新たな学術領域の立ち上げを目的に、精神保健、公衆衛生、基礎医学、データサイエンス、臨床心理学や音楽神経科学等の多様な分野の専門家が産官学の壁を越えて参加し、バーチャル空間に、若者が心の不調を気軽に相談できる「メタケアシティ」の構築をめざしています。実証実験には、「Minds1020Lab」が有する調査・分析手法を活用します。

 「Minds1020Lab」のメンバーであり、美と感性に関する心や脳の働きや仕組みの解明を研究する慶應義塾大学教授の川畑秀明は、アートの効用に関する先行研究を下図で整理し、「美術鑑賞や創作表現には、心身にポジティブな影響を及ぼすことが証明されているが、そのメカニズムについては不明な点が多い」と述べています。
 
 実証実験では、展覧会鑑賞直後の鑑賞者にもたらされる心理的効果を検証し、それがどのようなタイミングで生じるかのメカニズムを明らかにすることを目的に、第8回横浜トリエンナーレを実験の場として実施します。






[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1706/84006/700_383_2024022816452465dee494e434f.png




2. 実証実験の概要
(1)特徴と期待される効果
 芸術鑑賞が人々の精神的幸福と密接に関連していることは既に広く認識されており、この分野の研究において、芸術作品が観察者にもたらす深い感情体験や創造性、想像力の刺激についての重要性が強調されています。特に、トリエンナーレのような大規模な芸術イベントは、その多様な文化的表現を通じて観察者に新しい視点や強い感情反応を提供する可能性があると考えられますが、このような大規模な芸術イベントの効果に特化した研究はこれまでありません。 今回の実証実験により、横浜トリエンナーレが人々の精神的幸福にどのように関わるかが明らかになります。

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