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子どもが「フィギュアスケート」を習いたいと言っています。費用はどのくらいかかるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月1日 8時40分

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トップスケーターに憧れて、フィギュアスケートを「習ってみたい」という子どもも多いでしょう。しかし、フィギュアスケートはお金がかかるというイメージがあり、快く「いいよ!」と言ってあげられない、という家庭もまた多いのではないでしょうか。   そこで本記事では、フィギュアスケートを習う場合に、どのような費用がどのくらいかかるのかを、さまざまな教室やクラブなどの情報をもとにまとめました。ぜひ参考にして、フィギュアスケートの実際の費用感をイメージしてみてください。

スポーツ系の習い事の費用の平均額と傾向

まずは、スポーツ系の習い事全般にかかる費用の平均額を見てみましょう。文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」の結果によると、学校外活動費のうちスポーツ・レクリエーション活動の学年別の平均費用は、それぞれ図表1のとおりです。
 
【図表1】

学年 公立 私立
幼稚園平均 2万4765円 4万6424円
3歳 1万4172円 2万5712円
4歳 2万3978円 5万1160円
5歳 3万370円 6万114円
小学校平均 5万6751円 8万7705円
1年 5万5949円 10万2720円
2年 5万9106円 10万6007円
3年 6万3289円 9万8881円
4年 6万65円 8万5905円
5年 5万4765円 6万9219円
6年 4万7684円 6万2267円
中学校平均 3万247円 2万8795円
1年 4万3452円 2万6998円
2年 2万6976円 3万141円
3年 2万427円 2万9266円
高校平均 6778円 1万2956円
1年 6566円 1万7366円
2年 7969円 1万264円
3年 5809円 1万1112円

文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より筆者作成
 
スポーツ・レクリエーション活動にかける費用のピークは、公立学校、私立学校のいずれも小学校のときです。学年別の平均額を見ると、公立学校では小学3年生の月額約6万3000円、私立学校では小学2年生の約10万6000円が最も高くなっています。

 

フィギュアスケートを習うにはどのような費用がかかる?

フィギュアスケートを習うのに必要な費用として、一般的には次のようなものが挙げられます。
 

・スケート教室の月謝
・スケート靴の購入費用
・衣装代
・送迎費用

 
どのような教室に通うかにもよりますが、初心者や習い事としてのスケート教室の月謝は月4回で5000~1万円程度、個人レッスンを受けたい場合のレッスン費は30分2500~5000円程度と見積もっておくとよいでしょう。
 
スケート靴の購入費用は、靴の種類やグレードによって、2万円台から10万円以上するほどのものまでさまざまです。衣装代は手作りで済ませるなら3~4万円程度で済みますが、プロに注文するともっと高額になると考えられます。
 
道具の購入代金などをトータルすれば一時的には10~15万円以上の出費になる可能性がありますが、ユニホームや道具が必要なのはどのスポーツにもいえることです。軽い趣味や習い事程度であれば、野球など道具が必要なほかのスポーツ系の習い事と比べて、著しく費用がかかるとまではいえないでしょう。

 

大会出場やプロを目指す場合の費用は高くなる

フィギュアスケートは軽い趣味として楽しむのではなく、大会出場やプロとして活躍できるレベルを目指すとなると、必要な費用は高くなります。
 
まず、クラブへの所属や個人的なインストラクターへの師事が必要となります。インストラクターの個人レッスンは、30分5000円程度が相場と考えましょう。週に2時間レッスンを受ければ、それだけで毎週2万円が必要です。また、教室も貸切レッスンなどが必要になり、回数にもよりますが月謝は1~3万円程度高くなります。
 
また、振付費用や合宿・遠征の費用などもかかるようになり、年間100~200万円以上の費用が必要になるケースもあります。

 

フィギュアスケートを習う目標を決めて必要な費用を計算してみよう

フィギュアスケートは趣味の習い事として楽しむ程度であれば、著しく高額な費用がかかるスポーツではありません。道具は高価ですが、どんなスポーツを始めるときにもかかる程度のコストで十分スタートできるスポーツです。
 
しかし、真剣にプロを目指すことを目標にする場合は、レッスン費用も高額になり、遠征などの費用も必要になるため、年間100万円単位の費用がかかることもあります。子ども自身がどのようなスタンスでフィギュアスケートを習いたいのかを聞いてみて、環境を整えるのに必要な費用を計算してみましょう。

 

出典

文部科学省 結果の概要-令和3年度子供の学習費調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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