[大学選手権]C大阪入りの大阪体育大エース澤上、一時負傷者出て高校以来のCBに「危なかったです」
ゲキサカ / 2015年12月11日 9時9分
[12.10 全日本大学選手権2回戦 大阪体育大 1-0 慶應義塾大 江戸陸]
「高校以来くらいですね。危なかったです」。後半29分、大阪体育大は相手の攻撃を顔面ブロックしたCB菊池流帆(1年=青森山田高)が鼻血を出してベンチ前で治療。それまで慶應義塾大の攻撃を跳ね返し続けていたCB不在に、坂本康博監督は観衆や報道陣が驚くような指示を出す。来季C大阪へ加入する全日本大学選抜FW澤上竜二(4年=飛龍高)がCBのポジションに入ってプレー。わずか2、3分ほどの時間だったが、181cm、76kgの澤上はCBとして最終ラインの上げ下げに加わり、その間を無失点で切り抜けた。
だが、30分には冷や汗をかくようなシーンがあった。全日本大学選抜時代のチームメートで相手エースのMF端山豪(4年=東京Vユース、新潟内定)と対峙。「プレーは分かっていた」と得意の右足シュートのコースを切った澤上だが、「ボクが左足を打つように右切ってきて、左はないと思っていたようなのでシメたと思った」という端山に左足ミドルを撃たれてしまう。ボールは弾丸ライナーでクロスバーを直撃。跳ね返りからの攻防は最後、澤上が必死に左足でクリアして事なきを得たが「危なかったです」と苦笑いするしかなかった。
守備では何とか役割を果たした澤上だったが、攻撃面ではエースとして「さすが」の仕事をしてのけた。「攻撃にあまり人数かけられない場面が多い」という中で前線でボールを収め、わずかな隙を逃さずにシュート。相手の警戒心を高め、常にDFを引きつけていた、そして後半8分には右クロスをファーサイドでコントロール。DFを引きつけた澤上は「中に2人いたんでどっちかにいったらいいと思った。点に繋がったので良かった」と振り返るラストパスでMF久保田駿斗(4年=長崎日大高)の決勝点を演出した。
「あと2日しっかり準備したい」という13日の準々決勝など今後も厳しいマークを受けることは間違いない。その中でもエースは、チームが勝つために与えられた役割を果たす。
(取材・文 吉田太郎)●第64回全日本大学選手権特集
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