[横山杯]3原則でライバルたちに差つけた習志野が、八千代との千葉決戦制して初優勝!
ゲキサカ / 2015年12月30日 9時42分
[12.29 横山杯決勝 習志野高 1-0 八千代高 若松運動場]
来年度の躍進を狙う強豪校の1、2年生たちが「サッカータウン波崎」で力を磨いた「横山杯 第16回全国ユース招待サッカー大会」の1st(トップ)Division決勝が29日午後に若松運動場で開催され、習志野高と八千代高が激突。ともに全国高校総体優勝や全国高校選手権4強進出などの歴史を持つ伝統校同士の戦いを1-0で制した習志野が初優勝を決め、大会副賞の海外遠征の権利などを獲得した。なお、大会MVPは習志野CB埴田裕己が選出されている。
4つのカテゴリーに計2200人が参加した横山杯。決勝点を決めたCB木村将己が「千葉のチームには負けられないというのがありました」と語った千葉決戦を習志野が制した。ともに4-4-2システムで習志野はGK亀山浩太郎、4バックは右から井上晃史郎、木村、埴田、海田航佑主将。中盤は中央にMF松木玲生と愛澤健太が入り、右MF下田隼也、左MF金木壱成、2トップは鈴木海智と丸山智史が務めた。
一方の八千代はGK中島駿一、右SB菅昂司、CB桂島直輝、CB佐山徹、左SB藤尾佑馬。山崎雅智と三須啓史のダブルボランチで右MF坪沼翔太郎、左MF須場康太郎、2トップは斉藤慶太郎と菊池豪がコンビを組んだ。
前半は風上の八千代が押し気味に試合を進めた。中盤でのテクニック際立つ司令塔・三須を中心にDF間へパスを通しながら攻撃。右サイドでパワフルな攻撃参加を見せるSB菅や左SB藤尾の左足キックもアクセントに攻めるが、最終ラインに海田、埴田、木村と下級生時からの主力3人を擁する習志野はバイタルエリアから先を攻略させない。その習志野は長身FW丸山のポストワークやスペースへ抜け出す鈴木、金木の仕掛け、また愛澤が時折観衆を唸らせるようなパスを通してゴールへ迫ろうとする。だが、八千代は佐山が相手のロングボールに対して的確な対応。またクロスをゴール前に入れさせずにニアでカットするなど集中した守りで試合を進めた。
膠着した展開。習志野はセットプレーから丸山がヘディングシュートを放ち、25分には金木が個人技で一気にゴール前へ入ろうとする。八千代は三須のスルーパスがダイアゴナルに走りこんだ坪沼に通りかけ、また佐山の素早いロングスローから菊池が左サイドを抜け出すシーンもあった。その中で習志野は前半30分にFW米田陽斗、後半開始からはMF吉井祐太をピッチへ送り出す。対する八千代もMF仲光純を投入する中、佐藤有毅コーチが「後半、吉井が流れを変えてくれた」と口にした習志野が流れを引き寄せた。
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