ハリルホジッチ前日本代表監督会見要旨:前編
ゲキサカ / 2018年4月27日 22時7分
日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏が27日、都内の日本記者クラブで会見した。
ハリルホジッチ前監督の会見要旨は以下のとおり
●バヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督
「お集まりのみなさま、こんにちは。今日はお越しいただいてありがとうございます。今回、(解任された)4月7日以来初めて私の口から話をさせていただく機会となりました。ここ日本で3年間仕事をしてきたので、この地で話をさせていただきたいと思った。日本という素晴らしい国を初めて体験してきた。私が家族とともに大好きな日本という国には伝統、歴史、文化、そしてさまざまな習慣、加えていろいろな仕事のやり方があり、それを大いに評価している。いろいろなものを敬いながらやる日本という国。私自身は日本という素晴らしい国に観光客としてではなく、私の手で日本のサッカーに何かをもたらすことができるのではないかという気持ちで来た。素晴らしい日本という国を、このような形で去るとは考えたことはなかった。私自身が考え付く限りの最悪の悪夢ということの中においても、こんなことを考えたことは一度もなかった。
私の志としては、日本でしっかりとした形でチームとともに仕事を終えたいと考えていた。そして、日本のサポーター、国民にとって、日本代表が素晴らしいヒーローで終わってほしいと思っていた。4月7日以来、私の人生で一番つらいと言ってもいい時期を過ごしたし、人間として深く失望した。サッカーというものから考えると、何て残念だろうと思った。私は日本にW杯の準備のために来たわけで、そして代表チームをしっかり予選通過させた。トップの方から言い渡されたことだが、日本のサッカーを考えたときに、何か欠けていたものがあると思った。
私自身はサッカーの世界で45年間、それもハイレベルな中で45年間、仕事をしてきた。監督という職業は大変はかないもので、どんなときであろうと、何が起こるか分からない。私自身がナイーブ、つまり物事を知らなかった点があったかもしれないが、後悔はしていない。日本でしっかり仕事をして、我がチームが成功するためにやってきた仕事ばかりだからだ。私に対して通告されたことに大変失望したわけで、私に対するリスペクトがなかったように思った。3年間にわたって日本代表チームのためにいろいろな仕事をしてきたので、是非そういうものを説明したかった。3年間、しっかりと誇りを持って仕事をしてきた。そういうものを責任者として果たしてきたと考えている。
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