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「負けてられない」FW古川公琉が決勝点!2チーム分の戦力、サブ組奮闘の飯塚が鳥栖U-18撃破

ゲキサカ / 2024年3月15日 8時39分

後半32分、飯塚高FW古川公琉が右足ボレーで決勝点

[3.14 サニックス杯予選リーグ 飯塚高 1-0 鳥栖U-18グローバルアリーナ]

 2冠王者を追い詰めたチームは、“2チーム分の戦力”を持って新シーズンを迎えようとしている。飯塚高(福岡)が14日、サニックス杯国際ユースサッカー大会2024予選リーグ第2節でサガン鳥栖U-18(佐賀)と対戦。1-0で勝利した。

 飯塚は2年連続2回目の出場となった今冬の全国高校選手権初戦で青森山田高(青森)と対戦。後半残り6分で追いつかれ、PK戦で敗れたものの、プレミアリーグ、選手権の2冠王者となった名門校を追い詰めている。

 その新チームは、福岡県高校新人戦で初優勝。九州大会でもベスト8へ進出し、大津高(熊本)とPK戦までもつれ込む熱戦を繰り広げている。サニックス杯初戦は市立船橋高(千葉)に逆転負けを喫したが、注目MF吉田翔亮(2年)が先制点を決めるなど対抗。この日は市立船橋戦に出場したMF永田朔太郎(2年)やU-16日本代表MF保科剛(1年)、FW塚本一咲(1年)、FW新垣類(1年)といった主力組からターンオーバーしたメンバーで鳥栖U-18に挑戦した。

 鳥栖U-18は体調不良などで離脱していた選手が多く、コンディション面はまだまだこれから。それでも、DFラインからのビルドアップを徹底する飯塚の攻撃を高い位置で潰し、FW山村チーディ賢斗(1年)らが次々とゴールへ迫っていた。

 前半にはCKからCB池末徹平(2年)がクロスバー直撃のヘッド。飯塚はシュート数4対11というゲームだったが、GK小松洸士(1年)が好守を見せたほか、CB木下宗祐(1年)とCB森山大輔(2年)が中心となって良く相手攻撃陣に食い下がっていた。

 そして、0-0の後半24分、飯塚は右CKからゴールエリアへ飛び出したFW古川公琉(2年)がPKを獲得。チームメートから絶対的な信頼を受ける司令塔・MF松尾優輝主将(2年)の左足PKは枠を外れたものの、気持ちを落とさなかった。

 その飯塚は後半32分に1点をもぎ取る。木下の縦パスで古川がDFの背後を取り、GKの動きをよく見てからループ気味の右足ボレー。「(2月の)九州大会(新人戦)が始まってからずっと自分のコンディションがめちゃくちゃ悪くて、結構スランプっていうか、そんな時期に入っていて。こんな殻に閉じこもってても良くないってことで、『今日、思いっきりやってやろう』と思って朝から準備していました。(ゴールを決めた)その場面になった時は、もう考えるっていうよりかは、もう勝手に体が動いた感じで、『もう絶対決める』っていう気持ちでしてたら上手い感じに良いプレーができました」。2トップを組んだFW鶴元銀乃介(1年)と相手CB1人に狙いを定めて繰り返しアタック。「今のAチームの2トップ(塚本と新垣)が両方1年生。それは負けてられないなっていう。悔しかったんで」というFWは走り続け、最後に1点を取りきった。

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