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滞在中ずっと富士山が楽しめる!…森に海など大自然の中で癒される宿3選

Hanako.tokyo / 2024年3月19日 12時0分

滞在中ずっと富士山が楽しめる!…森に海など大自然の中で癒される宿3選

刻々と移り変わる雄大な景色を、ぼーっと眺めて過ごす。それも、ラクして快適に。窓いっぱいに広がる大自然によって、ただ「居る」だけで心洗われる、これぞ究極のだらだら旅。富士山、森林、大海原と3つのテーマにそって紹介します。

富士山を眺める旅

昼でも静けさに満ち、夜は満天の星が頭上に輝く。朝は日の出とともに稜線がクリアになり、神々しいオーラをまとった霊峰が現れる。

外の景色を窓枠が切り取り、まるで絵画のように見立てることを指す〝ピクチャーウィンドウ〞。〈abrAsus hotel Fuji〉は、それを富士山で叶えた稀有なホテルだ。計算し尽くされた設計とはいえ、バスタブの小窓まで立派なフレームとして機能しているなんて、お見事、のひと言。滞在中いつでも、どこからでも「額縁に入った富士山」をたっぷり観賞することができる。

バスルーム上部の窓に広がる富士山は、リアル“銭湯絵”! 小窓からも見える。

トレーラー式サウナカーの中からの眺め。三角屋根と富士の頂がシンクロ。

ベッドルームから中庭に通じる扉だけが、唯一の縦フレーム。切り取られても絵になる。

周囲はキャベツ畑で高い建物は一切なく、視界を遮るものはなし。1日1組限定の1棟貸しというスタイルのため、ほかのゲストと視線を交わすこともない。710㎡という完全なプライベート空間を独占し、誰にも邪魔されることのない時間は想像以上の解放感だ。

ダイニングキッチンの窓いっぱいに広がる日没間近の富士山。食事ができるまでのアペリティフタイムは、勝沼産のスパークリングワインを相棒にゆるりと過ごしたい。

サービススタッフが常駐していないぶん、セルフで行う作業もあるが、そのさじ加減がまた絶妙。例えば〝プリペアードスタイル〞の食事。冷蔵庫に用意された下ごしらえ済みの食材を、ゲストは最新調理家電に投入しセットするだけ。ゆっくり湯船につかり、サウナと温冷浴を楽しんでいる間に料理は完成。簡単な上、好きなタイミングで食事がとれるのだからありがたい。

「ヘルシオ ホットクック」「バーミキュラ ライスポット」など、話題の調理家電が地元食材をご馳走に変えてくれる。

一方で、コーヒーは豆炒りから、サウナは薪割りからと、〝ひと手間〞を必要とする部分もある。でも、それらの作業がもたらす無心の時間が思いのほか心地よく、苦に感じることはない。
 
富士山と共に過ごす1泊2日。〝もうお腹いっぱい〞、と言えるほど満喫した帰路は、心も体も不思議と軽い。

abrAsus hotel Fuji

住所:山梨県南都留郡鳴沢村字飯塚1708-1
TEL:0555-25-6465
全1棟 1泊58,500円(2食付き)~
HP:https://abrasushotel.jp/

河口湖から車で約10分。最大6人まで宿泊可能で、大型犬を含めペットは何頭連れてもOK 。洗濯機も完備し、長期滞在にもおすすめ。

森林に癒される旅

“洞窟から森を眺める”というコンセプトのダイニング。

全5室の中でただひとつ、ツリーハウスをコンセプトに設計された離れ「BOSCAGE」。〝森〞を意味するホテル名と同じ名が付けられたその空間は、なんと四方向すべてが窓(!)。青々とした緑に囲まれ、朝の眩い太陽から午後の柔らかな木漏れ日まで、森を通して降り注ぐ光が、部屋に穏やかな時間をもたらしている。インテリアにもふんだんに木材が使われ、そのヒーリング効果は絶大。時間とともに、トゲトゲしていた心が丸く柔らかくなっていくのを実感するはずだ。

空間の特等席を占めているのがベッドとお風呂というのも最高。“何もすることなかれ”と背中を押されているようで、心置きなくだらだらできる。

かつて外交官、政治家として活躍した重光葵氏の別邸があったという奥湯河原のこの森。4千坪以上という敷地内には、梅、楠、竹、紅葉など、多彩な木々が生い茂り、季節ごとに美しい彩りを見せてくれる。

お湯は源泉100%の温泉で湯三昧も可。

小田原港から仕入れた旬の魚介を使った創作料理のコースが楽しめる。料理を目当てに訪れる人も多い。

ちなみに、冷凍庫に常備されたハーゲンダッツはテイクフリー。お風呂上がりや夜中に、ひとりこっそり食べる背徳の味もまた格別だ。

BOSCAGE kariya

住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上683-2
TEL:0465-43-9664
全5室 1泊1名42,000円(2食付き)~
HP:https://www.boscage.jp/

湯河原駅から車で約10分。代々、魚屋を営む地元出身のオーナーが2019年にオープン。“和の海鮮オーベルジュ”としても人気。

大海原に癒される旅

ドラマティックな残照も群青の海に映る月光や漁火も独り占め。ワイン片手に足湯もおすすめ。

幾重にも雲が重なり合う様子を表す〝八雲立つ〞は、出雲の枕詞。その言葉通り、湧き出でては流れる雲と空を映す海、浜に砕ける波を見ていると、日常は遥か彼方へ。足元に広がるのは旧暦10月、日本各地の神々が出雲大社での会議、神議りのため上陸する「薗の長浜」。客室とテラスの角度は人工物が目に入らないよう、日本海に沈む夕陽を楽しめるよう緻密に計算されている。

崖に穿たれた洞窟を思わせるテラスにはジャグジーが設けられている。地上階は朝食の会場でもある薪火レストラン〈GARB CLIFF TERRACE IZUMO〉。

ここで過ごすだけでも遠く足を運んだ価値があるが、できるなら宿泊客専用のサウナにも。ヒノキの香りも清々しいサウナルームからは出雲大社に連なる山並みを遠望。外界とシームレスにつながる水風呂や外気浴のテラスで潮騒を聞いているだけで、心も体もいつしか整っている。

サウナルームは貸し切り。客室からサウナポンチョ姿で移動もOK。

ぐっすり眠った翌朝は地産の味を盛り込んだ端正な和朝食を。

この朝食を楽しみにリピートするゲストも少なくない。

土鍋炊きのつややかなご飯に神西湖のシジミ、しまね和牛や近郊の新鮮野菜の力で体の中からも健やかに。

IZUMO HOTEL THE CLIFF

住所:島根県出雲市多伎町久村1870 B1
TEL:0853-86-3300
全8室 1泊1室42,000円(朝食付き)~。プライベートサウナ(2名5,000円。ポンチョ、サウナハット、サンダルなど込み)は要予約。
HP:https://hotel-the-cliff.jp/

photo_MEGUMI,Nobuaki Murakami text_Yoshie Chokki,Mutsumi Hidaka, edit_Yoshie Chokki

No. 1230



No.1230 『癒しの旅』 2024年02月28日 発売号

清潔に清められた神社で心静かな時間を過ごしたり、見たことのない絶景や、びっくりするような不思議空間に身を置いて心揺さぶられたり、はたまた癒しの達人であるかわいい動物たちに会いに、噂の動物園や水族館に遠征してみたり。日々、仕事でもプライベートでも忙しいHanako読者のみなさんに必要なのは、きっと“楽しい!”“すごーい!”“かわいい~~”と思える、どこまでも“癒し”を求める旅。そんな頭カラッポでゆるゆると楽しめる旅プランをあれこれご紹介しています。 森七菜さん、井上和さん&川﨑桜さん(乃木坂46)、井之脇海さん、友近 …



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