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ウッドデッキ、カーポート…家づくりで「後悔する人が多いオプション」を業界歴18年のプロがズバリ

女子SPA! / 2024年3月26日 8時46分

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 マイホームには、お金がかかります。国土交通省が公表する「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、注文住宅にかかわる「住宅建築資金(土地購入資金を除く)」の平均は全国で3935万円。首都圏、近畿圏、中部圏の三大都市圏では4504万円と、けっして安い買い物ではありません。

 しかし、夢がふくらむ家づくりでは、工務店の営業マンに誘われるがまま、余計な設備を作りまくった結果、費用がみるみるとかさんでしまうケースも……。

 資金面で痛い目を見ることなく、理想の家を作り上げることはできるのか。工務店の営業マンとしてスタートした住宅業界でのキャリアは10年以上、マイホーム管理アプリ「マイホム」、プリフィックス注文住宅「PlusMe(プラスミー)」などを手がける、株式会社マイホムの代表取締役CEO・乃村一政さんに聞きました。

◆ウッドデッキとカーポートは間違いの典型例

 工務店には「夢を抱えたお客さんがたくさん来る」と、乃村さん。デキる営業マンは、お客さんの生活環境をふまえて「住宅設備の要不要を絞り込み、上手に提案する」といいます。

 一方、ダメな営業マンに当たった場合は最悪。住みはじめてから必要なくなるオプションを提案され、後々で、後悔を口にするお客さんも少なくないそうです。

「家づくりは多くの人にとって、一生に一度。マイホームを夢描くお客さんは、理想を実現しようとします。ただ、とにかく『売りたい』と考える営業マンと当たってしまったら最悪で、不要なオプションをつけてしまい、完成後に引き渡されて『想像と違う』と嘆くお客さんは多いんです。費用も相場では数千万円かかるわけですから、結果として損になるのは想像にたやすいと思います」

 なかでも、間違ったお金の使い方でよくあるのは、家の品格を上げそうなウッドデッキ、雨から愛車を守ってくれるカーポート。住宅の見栄えもよくなりそうですが、その理由とは……。

「本来、どちらも住みはじめて必要になったら作ればいいんです。床下に電極や温水パイプを組み込む床暖房であれば施工時に作るのが一般的ですが、ウッドデッキやカーポートは、生活必需品かといえば優先レベルはだいぶ低いですよね。それでも、ダメな営業マンの誘いに乗って作ってしまい、結果、メンテナンスが行き届かずに朽ち果てたままの住宅もよく見かけます」

◆後悔するお客さんは「何が必要か、事前にすり合わせていない」

 マイホームを求めて、ハウスメーカーに訪れるのは「夫婦」が多いといいます。結婚、出産と、ライフステージの変化に伴う一生に一度の大きな買い物。間違ったお金の使い方をしないためには、夫婦であらかじめ「話し合う」のも必要と、乃村さんは指摘します。

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