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「春だァァ!」季節の変わり目は「”クルマ”も体調を崩す」!? 寒暖差に潜む「危険性」とは

くるまのニュース / 2024年3月16日 20時10分

寒い冬に酷使してきたクルマは、春になったらしっかりとメンテナンスしてあげることが必要です。どのような点を注意したら良いのでしょうか。

■季節の変わり目は「クルマの体調」にも注意しよう

 季節の変わり目は体調を崩しやすい季節で、いろいろと身体のメンテナンスが必要になります。
 
 それはクルマも同じで、確認しておきたいポイントがいくつかあります。

 まだまだ寒い日もありますが、木々の芽吹きを感じたり、花粉に悩まされたりと、確実に春が近づいてきていることを実感します。

 そしてこの時期は、厳しい冬を乗り切ったクルマの状態をチェックしておきたい季節でもあります。

 まず確認したいのは、補機バッテリーの状態です。

 車載バッテリーを製造するGS YUASAバッテリーによると、冬場は寒さによってバッテリーから電気を取り出す効率が落ち、充電効率も下がる一方で、エアコンなどの電装品にかかる電力が増えるため、バッテリーの消耗が進んでしまうといいます。

 電力を消費するエアコンを使用する夏に向けて、補機バッテリーの状態はしっかりと確認しておきたいところです。

 セル(エンジンスターター)がきちんと回ってエンジン始動するか、バッテリー液は十分か、比重は落ちていないかなど、しっかりと確認しておきましょう。

 また冬は、雪や霜の付着によって、ワイパーゴムも劣化している可能性があります。

 気温が低い冬は、ゴムの弾力性が失われがちです。

 そんな状態で、例えばフロントガラスに付着していた霜を払ってしまったりすると、ワイパーゴムを一気に傷めてしまうことに。

 このあとやって来る梅雨や台風の季節に備えるためにも、しっかりと確認し、消耗している様子であれば交換しておきましょう。

■クルマの下回りもしっかりチェックしよう

 また、雪道を走行したならば、必ずやっておいてほしいのが、クルマの下回りを含めた洗車です。

 降雪地域では、路面に凍結防止剤や融雪剤が散布されていますが、これらは主に、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの塩分で構成されているため、クルマに錆を発生させる原因となってしまうのです。

降雪エリアでは路面に凍結防止剤や融雪剤が散布されており、それが車両に蓄積するとサビの原因となります[画像はイメージです]降雪エリアでは路面に凍結防止剤や融雪剤が散布されており、それが車両に蓄積するとサビの原因となります[画像はイメージです]

 なかでもクルマの下回り(底)は、チッピング(石はね)や跳ね上げた砂や小石などによって傷が入りやすく、その傷に塩分が付着してしまえば、簡単に錆に進展してしまいます。

 マフラーやサスペンション、サブフレームなど、下回りには重要な部品が多くあります。

 もちろんクルマには錆の発生を防ぐよう、構造(防錆処理のしやすい形状など)や材料(シーリング材など)、工法(メッキなど)などを工夫するなどで、防錆処理が念入りに施されてはいます。

 使用環境によるところもあるため、絶対に錆を発生させないことはできません。

 降雪地域には行っていなくても、他のクルマが運んできた塩分の付着した泥汚れを巻き上げている可能性があります。

 この時期には、ぜひ下回りも洗浄しておきましょう。

※ ※ ※

 クルマの下回りの洗浄は、ガソリンスタンドの自動洗車機でもメニューが用意されていますし、ディーラーや洗車専門店に依頼したり、高圧洗浄機などを使用して自分で行うこともできます。

 もちろん、プロに頼んで万全な対策ができれば完璧ですが、冬の終わりに、手が届く範囲でざっと洗浄をかけておくだけでも違ってきます。

 ぜひこの時期は、いつもの洗車にひと手間加えて下回りも手入れしつつ、バッテリーやワイパーゴムの状態もチェックするようにしてください。

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