商船三井・出光興産・HIF が、 CO 2 の 海上 輸送を含む 合成燃料 e fuel)合成メタノール e methanol) の サプライチェーン共同開発 に関する MOU を締結
PR TIMES / 2024年3月20日 15時40分
株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、出光興産株式会社(以下「出光興産」)、合成燃料/合成メタノールを製造するグローバル企業の HIF Globalの子会社である HIF USA LLC および HIF Asia Pacific Pty Limited(以下「HIF」)と、CO2 の海上輸送を含む合成燃料(e-fuel)/合成メタノール(e-ethanol)のサプライチェーンを共同開発することで合意し MOU を締結しました。
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合成燃料/合成メタノールは、再生可能エネルギー由来のグリーン水素と CO2 を合成すること で生成することができます。製造から最終製品の利用までを含めたライフサイクル全体で低炭 素化に大きく寄与することから早期実用化が期待されています。
実用化へ向けた課題として、合成燃料/合成メタノールの製造および輸送・供給に加え、原料と なる CO2 の安定確保があげられます。今回の共同開発では主に下記 1 から 3 の実現可能性を 調査し、原料となる CO2 の安定確保と輸送を含めた合成燃料/合成メタノールのサプライチェ ーン構築に取り組みます。
日本から海外の HIF が手掛ける合成燃料/合成メタノール製造プラントへ CO2 を海上輸送することの実現可能性を調査します。
海外の製造プラントにて HIF が製造した合成燃料/合成メタノールを日本へ輸送するサプ ライチェーン構築の実現可能性を調査します。
CO2 の輸送と合成メタノールの効率的な海上輸送を検討します。
商船三井・出光興産・HIF は、エネルギー・輸送業界の脱炭素化をリードすべく、原料となるCO2 の海上輸送を含め、合成燃料/合成メタノールのサプライチェーン確立にむけて共同で検討 を行うと共に、潜在的なビジネスチャンスを協働で開拓していきます。
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出光興産について
出光興産は 2022 年 11 月に発表した「中期経営計画(2023~2025 年度)」 https://www.idemitsu.com/jp/company/managementplan/index.html において、下記 3 つの事業領域の社会実装を通じ、事業ポートフォリオ転換を推進することを表明しました。
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本取り組みは当社が掲げる 2050 年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた 3 つの事業領 域のうち「一歩先のエネルギー」「多様な省資源・資源循環ソリューション」の開発と社会実 装に向けた取り組みと位置付けています。出光興産は合成燃料等の実用化と普及の促進によ り、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。
HIF について
HIF Global は、低コストの再生可能エネルギーをベースに、水素を既存のインフラで輸送・利 用可能なカーボンニュートラル液体燃料に変換するプロジェクトを推進する、世界有数の企業 です。HIF という社名は「地球の脱炭素化を可能にする Highly Innovative Fuels を提供する」と いう会社の理念を表しており、HIF LATAM、HIF USA、HIF ASIA PACIFIC、HIF EMEA など、 グローバルに事業を展開しています。2022 年 12 月にチリのマガジャネス州にある Haru Oni 実 証プラントから初めての合成燃料の生産を成功させ、今後は米テキサス州での商業規模の HIF Matagorda プラントの建設、豪州タスマニア州でのプラント建設を予定しています。
https://hifglobal.com/
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