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『ザ・ノンフィクション』話題の結婚相談所に“年収1500万円の会社経営者”が入会。浮かび上がった“意外な”弱点

日刊SPA! / 2024年3月24日 8時52分

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植草美幸氏

 今、結婚相談所が熱い——。結婚願望を持つ人や婚姻率が年々低下の一途を辿り、新婚夫婦の実に1/4がマッチングアプリ婚といわれる現代。逆風に見舞われてばかりの相談所かと思いきや、実態はまったくもって異なるのだ。事業者数も会員数も、右肩上がりの業界なのである。
 しかし結婚相談所での活動は、マッチングアプリより費用がかかるうえ、心理的ハードルも高いはず。会員たちは一体どんな人物で、なにを決め手に入会するのだろう。

 今回インタビューを行ったのは、東京は青山に構える結婚相談所「マリーミー」。『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)2月放送分の「結婚したい彼と彼女の場合 ~令和の婚活漂流記2024~」での密着も話題となった、人気の相談所だ。

 同代表の植草美幸氏と、会員のAさん(34歳男性・会社経営者)から話を伺い、“相談所のリアル”に迫っていく。

◆「家族を作りたい」と思い、入会を決意

——まず入会したきっかけについて教えてください。

Aさん(以下、A):昔は抱いていなかった結婚願望が芽生えたから、というのが一番の理由ですかね。3年前に祖父が亡くなって、祖父母で健在なのは母方の祖母1人になりました。こうして家族が減っていくことに寂しさを覚えて、自分も結婚して家族を作りたいなと思うようになったんです。

植草美幸氏(以下、植草):Aさんは会員になってまだ1ヶ月。けれど、入会して最初の2週間で13人もの方とお見合いされるなど、かなり精力的です。

A:少々飛ばしすぎてしまった感も否めませんが(笑)。2人の方と仮交際に進み、うち1人とは今も継続中です。

◆「年収1500万円の会社経営者」は引く手数多?

——事前に共有いただいたAさんのプロフィールが《34歳・東京在住・会社経営者・年収1500万円》。一見すると好条件なので、植草先生が日頃発信されている「清潔感・コミュニケーション能力」に課題がある方かと想像していたものの……。初対面で不躾ながら、これまで交際相手に不自由されることはなかったのでは?

A:そんな、とんでもないです……! ただ、交際経験はたしかに人並みにあるとはいえるのかも。直近の恋人とはマッチングアプリで出会って、昨年の2月頃から3〜4ヶ月ほど付き合いました。

植草:写真や条件面で女性受けしやすいうえに、Aさん側がお相手にNGをあまり出さない。年齢の希望も「同年代〜少し年下」と幅がありますから、はじめの2週間が怒濤のお見合いスケジュールに。1日に数件組んでいたので、調整が大変でした(笑)。

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