1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

仕事に「モチベーション」を求めがちな人の大問題 きっかけより「始められる仕組み」のほうが大事

東洋経済オンライン / 2023年12月14日 17時0分

仕事を始めて作業興奮が出ると、2時間でも3時間でも、集中して作業をすることができますが、成果を出し続ける人たちは、それを「やめる」習慣を持っています。

集中して長時間の作業をすると、疲労が蓄積して、作業効率が悪くなります。作業興奮が出すぎてしまうと、作業することが目的になってしまい、本来の目的を見失ってしまう危険性もあるからです。

こうしたリスクを回避するためには、あらかじめ「休憩時間」と「休憩の仕方」を決めておくことが大切です。

作業を始めて45分が経ったら、作業を中断してデスクから離れ、コーヒーを飲むとか、30分が経過したらグミを食べるなど、それぞれの好みに応じて、手軽で時間のかからない気分転換の方法を工夫しています。

コーヒーを飲むために一度立ち上がる習慣があると、「あれっ、何のためにこの作業をしていたんだっけ?」と仕事を振り返る機会ができます。ムダな作業にハマっていると気づけば、それをやめることができるのです。

「疲れたら休憩する」をやめる

これまでの調査によって、コーヒーを飲みながら仕事をしたり、おやつを食べながら作業をすると、どうしても効率が悪くなることがわかっています。

コーヒーを飲んだままで作業をすると、休憩のタイミングを見失って、疲れたり、眠くなってしまうことになります。

この仕事が終わったら、温かいコーヒーを飲んでひと休みしようとか、この作業が終了したら、甘いおやつを食べよう……というメリハリの利いた状況を意図的に作った方が、作業効率が格段に高まります。

「集中する時間」と「休憩する時間」を明確に分けているから、彼らは仕事が早く進み、残業沼にハマリ込むことがないのです。 

多くのビジネスパーソンが、「疲れたら、休憩する」という働き方をしていますが、そうした休み方によって、疲れが取れることはありません。

疲れが出た時点で、すでにエネルギーを使い過ぎていますから、休憩によって気分転換はできても、疲れが取れることはないのです。

成果を出し続けている人たちは、「疲れる前に休憩する」ことを重視しています。

越川 慎司:クロスリバー代表取締役

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください