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仕事で成長するには「印象に残る力」が超重要な訳 「感じがいい人」が会話に添える"すごい"ひと言

東洋経済オンライン / 2024年3月14日 8時30分

簡単に相手の印象に残る方法とは(写真:metamorworks/PIXTA)

「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」 と心理学者のアドラーが考えたように、ほぼ全ての人が人間関係で悩んだ経験があるはず。

最新刊『おもしろい人が無意識にしている 神雑談力』では、元芸人である中北朋宏氏がこれまでの経験やお笑い芸人として培った技術を駆使した「人を動かすコミュニケーション術」を網羅。

これ1冊で「仕事の人間関係すべて大丈夫」という1冊になっている。

以下では、その中北氏が「印象とチャンスの関係」について解説します。

「印象に残らない人」は成長できない

4月が近づくにつれて毎年の恒例のようにビジネス街には「紺色のスーツに黒い靴と黒い鞄」を着用した新入社員の集団を見かけます。

【簡単要約】いい印象を与えるための方法

この集団は、ほぼすべての人が同じような服装のため、「メガネか、メガネ以外か」でしか、認識することが困難です。

そのため、個人名で記憶することはあまりに難易度が高く「人」「猫」「車」のような普通名詞の通称で、「新入社員」と呼ばれているのだと思っています。

新入社員の方々に限らず、まったく他者と差別化されておらず印象に残らない人は数多く存在しています。

その中には、「印象に残す意識がない人」だけでなく、「人から嫌われたくない」とついつい考えてしまう人も印象に残らない傾向があります。

秋元康さん曰く「記憶に残る幕の内弁当はない」という言葉があるように、すべての人から嫌われず、好かれようと当たり障りない行動をしてしまうがゆえに、相手の印象に残ることはおろか「また会いたい」と思ってもらえないという悲惨な状況に陥ってしまうわけです。

では、「印象に残る」ということには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

人の記憶はしょせん曖昧である

相手の印象に残ることはメリットしかありません。

例えば、社内であれば先輩・上司から「可愛がられる」ことにより成長する経験を人よりも渡してもらうことができたり、社外であればお客様から「あの人に連絡してみようかな……」「また会いたい」と思い出してもらえるわけです。

では、どうすれば他者と差別化し、上司・先輩から成長機会をもらうために人の印象に残すことができるのでしょうか。

まず押さえてほしいのが人の記憶はしょせん曖昧であるということです。

初頭効果という理論があるように「人は出会って6〜7秒で人を判断し、その印象は半年間持続する」と言われていますが、具体的にどのような印象の人で、何を話したか、など、詳細まで記憶していることは多くはないはずです。

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