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<Wコラム>韓流ファンのための「日韓・近現代史」~日韓パートナーシップ宣言

Wow!Korea / 2016年5月7日 12時1分

■日韓関係が大幅に改善

1987年6月、アジアの歴史上でも「画期的」と言えるほどの劇的な民主化が韓国で実現しました。

当時、ソウル大学の学生が拷問によって死亡したことがきっかけとなって、全土を巻き込む民主化運動が起こっていました。

全斗煥は軍の投入を決断しそうになったのですが、翌年にはソウル五輪を控えていたこともあり、寸前で思いとどまりました。

もし軍を投入して市民が虐殺されれば、アメリカが許さなかったでしょうし、オリンピックも開催できなかったはずです。民主化が達成されたのは、まさにオリンピックのおかげでもありました。

そのオリンピックは1988年9月にソウルで開催され、成功させた韓国は国際社会で認知度を大いに高めることができました。

以後も順調に経済を発展させていた韓国ですが、1997年には深刻な経済危機に見舞われました。

しかし、翌年2月に就任した金大中大統領の大胆な経済構造改革が功を奏し、韓国経済はV字回復を果たしました。

経済政策で成果を達成した金大中大統領は、日韓関係の改善にも意欲を示しました。1998年10月に来日した彼は、小渕恵三首相との間で「日韓パートナーシップ宣言」に合意し、日韓双方が未来志向で親密な関係を築いていくことが約束されました。

この宣言は画期的でした。

戦後初めてと言っていいほど、日韓関係は最良の方向に歩みだしたのです。

それにともなって、韓国側で禁じられていた日本の大衆文化が解禁されたり、両国間で留学生が増えたりしました。

文=康熙奉(カン・ヒボン)

出典/『宿命の日韓二千年史』(著者/康熙奉〔カン・ヒボン〕発行/勉誠出版)

(ロコレ提供)

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