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【インタビュー】長澤まさみ&坂口健太郎が明かす、再共演までの軌跡 氷点下の過酷環境で発見したお互いの魅力とは?

映画.com / 2024年3月21日 21時0分

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 「余命10年」の藤井道人監督、長澤まさみ、坂口健太郎、横浜流星、森七菜、寺島しのぶ、田中哲司、リリー・フランキーらが共演したNetflix映画「パレード」。2月29日に配信開始され、日本における「週間映画TOP10」で2週連続1位に輝くなど好評を博している。

 本作は、この世に未練を残して成仏できない者たちが集う世界を舞台にした物語。息子と離ればなれになってしまった美奈子(長澤まさみ)は、親切な青年アキラ(坂口健太郎)や元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)らと行動を共にしていくなかで、自らの死を受け入れていく。藤井監督が2022年に亡くなったスターサンズの河村光庸プロデューサーへの想いを織り込み、死者と生者がもう会えないなかでお互いを愛する感動的なヒューマンファンタジーに仕上げた。

 映画.comでは、長澤まさみと坂口健太郎の対談をお届け。初共演となった「海街diary」(2015)から本作に至るまでの軌跡を語っていただいた。(取材・文/SYO、撮影/間庭裕基)

――おふたりの初共演は「海街diary」ですが、今回の再共演はいかがでしたか?

長澤「やっぱり嬉しかったです。『海街diary』後の健太郎さんの活躍はテレビや映画で拝見していましたが、物語の世界の中で役として生きている“当たり前のようにそこにいる人”と感じていました。俳優になるべくしてなった人と思わせる姿をずっと見てきたため、昔から知っていたような気になりましたし、今回も久しぶりな感じもせず違和感なくスッと溶け込めました。たくましいな、頼りになるなと思いながら撮影をしていました」

坂口「嬉しいです。僕は『海街diary』のときは緊張しかしていませんでした。当時の自分はまだ“現場”や“撮影”というもの自体がよくわかっていなくて、長澤さんが現場でどう動いてくれているかもちゃんと見えていなかったと思います。でもそこから仕事をしていくなかである程度は理解できて頭が回るようになって、周りの環境に気づけるようにもなりました。今回は撮影環境が過酷でしたし、シーンに合わせて夜通し撮影をしないといけない日もありましたが、そこで美奈子として、長澤さんとして引っ張っていってくれる心強さを強く感じていました」

――長澤さんは「百花」「四月になれば彼女は」、坂口さんは「余命10年」等でも本作の撮影監督・今村圭佑さんとご一緒されていますね。

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