システム変更もハマらず…横浜FC山口監督「反町大先生に勝負で負けた」
ゲキサカ / 2014年10月4日 17時0分
[10.4 J2第35節 横浜FC0-2松本 味フィ西]
普段は4バックを敷く横浜FCは、3バックに変更して松本山雅FC戦に臨んだが、機能したとは言えなかった。前半にセットプレーから2失点を喫して0-2で試合を落としている。この結果、11勝12分12敗と黒星が先行し、PO出場圏争いからも一歩後退してしまった。
山口素弘監督は「システムを変えたのは、私の判断です。今いる選手を含め、今の状況プラス今いる選手の強みを出すため。トレーニングでもやって、ある程度手応えをつかんでいた。その中で変化を決断した」と説明したが、「選手には、敗因をメディアに聞かれたら、『監督のせいです』と言えと伝えました」と、狙った効果が得られなかったことの責任を受け入れた。
キックオフから1分も経たずに与えたCKから、横浜FCは先制点を許してしまう。MF岩上祐三の上げたクロスを、ニアポスト前でFW山本大貴}}が中央に落とし、DF犬飼祐樹が左足のボレーで決めた。松本の反町康治監督は「横浜FCは、CKからの失点が2点しかない。しかも1発でドーンっていう失点はない。ゾーンとマンマークの併用は、非常に参考になる」と、新潟を指揮していた当時の教え子がつくった守備を称賛し、その攻略方法については「山口素も、まだ試合があるので」と、返答を拒んだ。
山口監督は、「うちはゾーンで守っていますので、どうしても、そう(ニアに蹴られると)なると、ボールサイドに寄りますので。そこで犬飼くんが、中に入らずに止まっていた」と、フリーの状況をつくった場面を振り返る。そして、「トレーニングでは非常に良い対処はしていましたが、ただゲームになると、いろんなことをやってくる人だし、チームなので、しっかりと集中して応対しようと言っていましたが、結果的にやられたので。相手がそういうところで上回ったかなと思いますが、システムも含めて、僕自身勝負に出たので、僕が反町大先生に勝負で負けたというところです」と、悔しさを滲ませた。
(取材・文 河合拓)▼関連リンク
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