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もはや逆に「不運」? 周りから「最強」と勘違いされてる雑魚キャラたち

マグミクス / 2023年10月11日 19時10分

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■実力がないままとんでもないステージに立たされて可哀そう?

 マンガでは実際の戦闘力、実力が全然大したことないのに、なぜか奇跡的に周りを勘違いさせて大出世したり、最強キャラや英雄扱いされていたりするキャラクターが存在します。今回は大ヒットバトルマンガのなかから、「弱いのに強いと思われているキャラ」の代表例を振り返ります。

●『ONE PIECE』バギー

『ONE PIECE』(作・尾田栄一郎)に登場する「道化」の異名を持つバギーは、序盤でルフィに敗北して以来、実力や懸賞金の低さから完全に小物扱いが続いていました。ですが、「インペルダウン編」でルフィとの再会を果たしたのを機に、人生が一変します。

 さまざまな奇跡に恵まれ、収監されていた自分よりはるかに強い極悪な海賊たちを、仲間に引き入れてしまうというカリスマ性を発揮しました。運だけではなく、ここぞという時に大物っぽく振る舞えるのも長所と言えます。

 強大な戦力を手に入れたバギーは一気に名を馳せ、「海賊派遣組織(バギーズデリバリー)」の総帥として「王下七武海」と呼ばれる大海賊に名を連ねることになります。

 さらに「ワノ国編」でルフィが四皇のカイドウに勝利した後の1053話では、ルフィやシャンクス、黒ひげに並んで四皇入りを果たしました。

 元王下七武海のクロコダイルや鷹の目のミホークとともに「クロスギルド」を立ち上げる際、バギーの手下が勝手にデザインしたポスターのせいで、クロコダイルたちがバギーの部下という誤解が広がり、バギーは組織のリーダー的立場に持ち上げられ、政府に目をつけられることになってしまったのです。

 一応は配下のクロコダイルたちからはひどい扱いを受け、身に余る出世を後悔することになるバギーでしたが、その後はかつて同じ「ロジャー海賊団」にいた腐れ縁のシャンクスと、海賊王になることへの想いを吐露する熱い場面もありました。ネット上では「バギーが勢い余って海賊王になる展開あるかも」「アツい内面を見せてくれたから俄然応援したい」「物理的に強くないだけで人の上に立つ器は十二分にあると思う」と、バギーが「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れる展開を期待するファンもいるようです。

●『ワンパンマン』キング

 アニメ3期も待望されているマンガ『ワンパンマン』(原作・ONE、作画・村田雄介)は、主人公・サイタマが就職活動に行き詰まるなか、遭遇してしまったひとりの怪人をきっかけにヒーローを目指すことになり、3年間の血の滲む特訓の末、あらゆる敵を一撃(ワンパン)で倒せる無敵のパワーを手に入れ、趣味で始めたヒーロー活動を描くギャグ要素満載の物語です。

 そんなサイタマとも仲がいいキングは、作中の組織「ヒーロー協会」の最強の部類に入る「S級ヒーロー」のひとりに名を連ねています。

 一瞬で勝ってしまうため、誰も戦っている姿を見たことがなく、S級ヒーローのなかでも「最強格」と言われているキングですが、その強面な顔つきとオーラとは裏腹に、実は戦闘力は全くない29歳無職のゲームオタクというのが真の姿です。「ドッドッ」となる鼓動は「キングエンジン」と呼ばれ、この音を聞いて帰ってきた者はいないとも言われていますが、実際は緊張のあまり心臓の音が外に漏れ出ているだけでした。

 かつてサイタマが災害レベル鬼~竜の怪人を倒した現場にたまたま居合わせてしまい、それをキングの手柄だと勘違いされ続け、気づけばS級7位のヒーローに成り上がってしまった、ある種かわいそうな運命に巻き込まれた人物です。

 本人はそれで調子に乗るような性格ではなく、むしろ気に病んでいますが、ネット上では、たびたび「運が良いという能力かも」「理由はともかく絶対にピンチを乗り切れるから最強」と、ネタにされることも少なくありません。相手の怪人がキングの見た目と名声にビビりすぎて自滅したこともあり、理由はともかく「強い」状態とは言えます。

●『ドラゴンボール』ミスター・サタン

 40年近く愛される大人気バトルマンガ『ドラゴンボール』(作・鳥山明)に登場するミスター・サタンは、「強いと勘違いされているキャラ」の元祖的存在です。格闘技の世界チャンピオンで、銃を持った相手も倒せるほどの実力がありますが、人外な強さの悟空たちに比べると足元にも及びません。鳥山先生曰く、「ボブ・サップほど強くはない気がします」とのことです。

 同作の「セル編」では悟空たちの闘いに意気揚々と参戦するも、セルに軽く払われただけで一瞬にして敗北していました。仮病を使って隠れている間に、悟空の息子・孫悟飯の手によってセルは倒されますが、ここでサタンは人造人間16号に頼まれて彼の首を悟飯のもとへ運び、悟飯の「覚醒」に一役買っています。その後、TV中継で自分がセルを倒したとハッタリをかまして民衆を信じ込ませてしまい、彼は地球を救った英雄として扱われました。

 そして、サタンは「魔人ブウ編」でブウと仲良くなって、いったん殺戮をやめさせるという活躍を見せます。その後も、「セル編」で得た名声を活かし、悟空の「元気玉作り」を大きく手助けして、悟空からも「救世主かもな!!!!」と評価されました。「人間力では作中一番じゃね?」「ビビりながらもいざという時は強者として振る舞える当たり、やはり超人」「ミスター・サタンを好きになってから、他のマンガでもこういうキャラに注目するようになった」と、長年人気を集めています。

(LUIS FIELD)

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