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日経平均は3日続落、調整継続 日銀政策修正の思惑も

ロイター / 2024年3月13日 15時26分

 3月13日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比101円54銭安の3万8695円97銭と、3日続落して取引を終えた。写真は2020年10月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比101円54銭安の3万8695円97銭と、3日続落して取引を終えた。18―19日に日銀の金融政策決定会合を控え、週明けからの調整が続き日本株は上値の重さが意識された。2024年の春季労使交渉(春闘)で満額回答を発表する企業が相次ぐ中、3月会合での政策修正の思惑が強まったとの指摘もあった。

日経平均は前営業日比262円高と底堅くスタートし、節目の3万9000円台を回復した。ただ、一進一退の展開が続いた後はマイナス圏に沈み、後場には一時344円安の3万8452円57銭の安値を付けた。春闘は13日、大手企業の多くが労働組合の要求に回答する集中回答日を迎えた。日本製鉄の回答は要求を上回り、増額率が10%を超えた。三菱重工業は年収増率約8.3%で回答した。市場では「3月会合での政策修正を想像させるような結果だった」(GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏)との受け止めが聞かれた。

後場には下げ幅を縮小し、前営業日終値付近まで値を戻す場面もみられた。「足元の調整は何か悪材料が出ているわけではない」(国内証券・ストラテジスト)として、押し目買いがみられたという。ただ、年初以降、日経平均は堅調に上値を伸ばしてきたため、「タイミング的にはそろそろ海外勢の買いも細ると予想され、目先の日本株は上値が重くボックス圏の展開となるのではないか」(GCIAM・池田氏)との見方も示された。

TOPIXは0.33%安の2648.51ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆4428億8800万円だった。東証33業種では、電気・ガス、非鉄金属、保険など9業種が値上がり。海運、パルプ・紙、鉱業など23業種は値下がりし、化学工業は変わらずだった。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが2%超高と堅調。アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクスは小幅高だった。主力のトヨタ自動車は軟調。メガバンク株はまちまちで、三井住友フィナンシャルグループが小幅高、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループは小幅安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり468銘柄(28%)に対し、値下がりが1141銘柄(68%)、変わらずが47銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38695.97 -101.54 39059.95 38,452.57─

39,147.80

TOPIX 2648.51 -8.73 2675.55 2,631.90─2

,681.22

プライム市場指数 1363.07 -4.44 1376.83 1,354.62─1

,379.80

スタンダード市場指数 1253.70 -7.58 1266.56 1,249.26─1

,267.75

グロース市場指数 928.56 -14.86 947.20 925.86─949

.39

グロース250指数 739.11 -12.46 754.54 736.57─756

.56

東証出来高(万株) 164871 東証売買代金(億円 44428.88

)

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