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新たな歴史を創る冒険へ漕ぎ出すための水先案内人。岡山U-18MF藤田成充はその左足で未来を切り拓く

ゲキサカ / 2024年3月19日 7時35分

ファジアーノ岡山U-18のキャプテン、MF藤田成充(2年=ファジアーノ岡山U-15出身)

[3.18 イギョラ杯予選リーグ 神戸弘陵高 0-0 岡山U-18 東京朝鮮G]

 新たな歴史の扉は先輩たちと一緒にこじ開けた。ここから先は未知の階段を上っていくフェーズ。とにかく楽しみな最高のステージを戦う上で、チームが結果を残すために、個人が成長するために、自分がこのチームを牽引していく覚悟は定まっている。

「高校年代最高峰のプレミアリーグで戦えるので、メチャメチャレベルの高い相手とできるというところは一番の楽しみでもありますし、その中で自分たちがどれだけできるか、どれだけ差があるかも試合を通して知りながら、成長していけるのが本当に楽しみです」。

 初めてのプレミアリーグ参戦を目前に控えたファジアーノ岡山U-18(岡山)の新キャプテン。MF藤田成充(2年=ファジアーノ岡山U-15出身)が左足で振るうタクトは、チームの未来を切り拓いていく。


「風がメチャメチャ強かったので、自分たちのいつもの戦い方とは少しずつ変えながらやっていくことへの適応に時間が掛かりましたね」。藤田は終わったばかりの70分間をそう振り返る。イギョラカップ2024の初日は、強風が吹き荒れるコンディション。神戸弘陵高(兵庫)と対峙した岡山U-18も、いつものようにボールを動かす姿勢は打ち出すものの、攻撃での前進には苦心する。

 その中でも20番を背負ったキャプテンは焦らない。「しっかりポジションを取って、全員が距離感良くワンタッチツータッチで動かしていくところは、練習から意識しています」。パスを受けて、捌く。スペースに潜り、サイドを変える。狙いを定めて、スルーパスを通す。チームがスムーズに回るように、巧みにポイントを作っていく。

 語り落とせないのは守備への意識。相手に寄せ切ってボールを奪うシーンもあれば、最後の局面でシュートブロックを繰り出して、ピンチを救う場面も。「去年からの課題で守備というところは監督からも言われていて、トップチームのキャンプに参加させてもらった時にも改めて守備は課題で出たところですし、そこは練習から意識しているので、さっきの試合で少しずつ出せたところは良かったと思います」。

 試合はスコアレスドローで終わったものの、藤田の攻守に渡る存在感は特筆モノ。腕章を左腕に巻いて戦うことの意味を、しっかりと体現してみせた。



 昨シーズンの岡山U-18はプリンスリーグ中国を堂々と制すると、プレミアリーグプレーオフでは北海道コンサドーレ札幌U-18と京都サンガF.C.U-18を相次いで撃破し、チーム史上初となるプレミアリーグへと昇格。藤田は中盤で定位置を確保し、チームの軸として稼働し続けた。

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