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中国メディアが報じた住民所得と消費マインドの変化

Record China / 2024年4月22日 19時30分

個別の対策ではなくセットとなった改革を、中国の消費振興で大事なこと

以上、記事で述べられた今年の中国の消費について、全体的に見てまだ本格的に回復するという見通しを持っていないことが分かる。日本メディアは、中国人は「節約志向」になっていると報じているが、その通りだと思う。

ただ、世代によってばらつきはあるが、筆者の見るところ、中国人はもともと節約志向だ。近年は不景気のため、価格にさらに敏感になっている感はある。また、前述のようにオンラインショップの値引きによる顧客獲得もあるため、節約志向が顕著になっているといえる。

その要因としては、前述のように雇用面でのプレッシャーも大きいが、消費拡大に資する環境を整えることも大事だ。

中国政府は今年も財政支出の拡大、緩和気味の金融政策を打ち出すが、どちらかというと供給側の強化に重きが置かれている。もちろん設備の更新・下取り政策は需要側も考慮しているが、供給側への投資の色彩が強い。

需要側の刺激策としては、商品券や補助金の支給も効果的だが、経済の先行きが悪くなっても安心できるようにするため、社会保障制度の整備も必要だ。そうすれば、人々が消費に回す額も大きくなるのではないかと思う。

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