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1日2本のバナナが「春バテ対策」に有効なワケ 寒暖差が7℃以上あると、自律神経が乱れる

東洋経済オンライン / 2024年3月12日 18時0分

バナナは体にいいというイメージはありますが、朝食化することでさらにいい効果がうまれるといいます(写真:keiphoto/PIXTA)

冬は三寒四温と言われ、気温の変動が激しい季節ですが、今年も寒暖差が20℃を超える地域も出てくるなど、激しく変動している。気温差が厳しくなると心配になってくるのが、自律神経の乱れからくるだるさや疲労感、頭痛、肩こり、めまい、情緒が不安定になるなどを引き起こす通称「春バテ」。そこで、今回は自律神経研究の第一人者小林弘幸氏の著書『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット』から一部抜粋・再編集して、春バテ対策にうってつけの方法をお届けする。

朝食は自律神経のスイッチ

よく寒暖差が7℃以上あると、自律神経が過剰に働き、自律神経が乱れやすくなると言われています。寒暖差の激しい春に自律神経が乱れることによって、だるさや疲労、頭痛、肩こり、めまい、情緒が不安定になるといったことが引き起こされ、それを最近では「春バテ」などと呼ぶようになりました。

【写真】バナナ2本と、白みそとレモン汁を大さじ1をフリーザーパックに入れて潰すだけの「クラッシュバナナ」

自律神経が乱れると、前述した症状以外にも免疫力の低下や太りやすい体質になるなど、健康に悪影響を与える体質変化が起きる可能性が高まるので、自律神経を整える生活習慣を送ることがとても大切になってきます。

まず、朝食を抜かないことがとても大切になります。朝は、自律神経が副交感神経から交感神経へと切り替わるタイミングです。自律神経は、内臓の働きなど人間の生体にかかわる活動をコントロールしている神経で、腸のぜん動運動も自律神経によってコントロールされています。

起床すると、副交感神経から交感神経へと徐々に切り替わっていきますが、腸の働きは自律神経と関係しているために、この切り替えがうまくいかないと、腸もうまく働くことができません。

体内時計の乱れが及ぼす影響

それをスムーズに移行させるポイントが、朝食です。朝食をとることで、自律神経がおやすみモードから活動モードへとスイッチが切り替わり、体のリズムが整います。

さらに食べ物が胃に入ることで腸のぜん動運動も活発になり、自然な排便が促されるのです。 

また、朝は体内時計を調整するチャンスでもあります。人間の体には、1日の時間の流れに合わせて、新陳代謝やホルモン分泌などを行っていくために、「体内時計」の機能が備わっています。

例えば朝に目が覚めて、夜になると眠くなるのは、この機能がしっかりと働いているからです。これがしっかり機能しないと、自律神経に乱れが生じ、腸の働きも停滞してしまうことになります。

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