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【海外発!Breaking News】ボートでの「自撮り」が命取りに 8名が片側に寄り転覆(印)

TechinsightJapan / 2017年7月15日 18時30分

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これからの季節、危険なシチュエーションでのセルフィー(自撮り)には十分に気を付けて頂きたい。ボートもそのひとつ。複数の人がスマホの画面に収まるには互いに近くに寄る必要があるが、それによりボートのバランスが崩れたらこんな惨事が起きてしまうのだ。このほどインド・マハーラーシュトラ州のある池で…。

『The Hindu』などが伝えたところによれば、その水難事故はマハーラーシュトラ州の貯水池で9日午後7時前に起きた。20代の男性ばかり8名の若者グループがナーグプルから約30km離れた「ベナ」という貯水池に出かけ、あるボートに乗り込んだ。漕ぎ手でもある地元の村民3名を含む、計11名で池の中央を目指したという。

若者グループの何名かはすでに酒に酔っており、「夜のクルージングなんて人生最高の気分」などと言いながらビデオ撮影を続けてFacebookに投稿する者も。彼が撮影をやめて3分ほどすると、誰からともなく「次は全員でセルフィーを。参加できなかった奴らに見せよう」といった声があがった。その後、ボートはいきなりバランスを崩して転覆。11名全員が池に投げ出されたという。

生存者3名(村民1名、若者グループ2名)がナーグプルの病院に搬送されたが2名は予断を許さない状況で、その後にほかの7名が遺体となって発見された。現在もアテュル・ブホヤールさんという1名の遺体を捜索しているが、彼は学校でコンピュータを教えており、妻との間に7か月前に娘が生まれたばかり。また死亡が確認されたパレッシュ・カクホートさんは11月に結婚する予定で、インドの商業銀行「HDFC銀行」で融資を担当していたパンカジ・ドイフォードさんは3年前に父親を亡くし、唯一の働き手として母親と4人姉妹の生活を支えていたそうだ。

地元警察は記者会見で、「8名もの人間が自撮りのために一斉にボート内を移動し、片側に寄るなどしてバランスが崩れたことが考えられます」と話している。この貯水池ではピクニックやボートを禁じられているが、警察のパトロールもないことから違反者は絶えず、 2か月ごとに死亡ニュースが報じられているとのこと。このたびもライフジャケットを着用している者は誰一人いなかった。なおこの若者グループは全員がMBA(経営学修士)取得者で有名な組織、企業で働いていたといい、人々はメディアの取材に「もったいない人材を失った」と異口同音に語っている。

画像は『The Hindu 2017年7月10日付「Selfie tragedy: 8 men on picnic drown in Ven reservoir near Nagpur」(Photo Credit: S Sudarshan)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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